同じ“東芝”の年間労働時間…       ドイツ社(子会社)より500時間も長い東芝(親会社:日本)

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 「日本はヨーロッパと比べて “働くルール” が著しく立ち遅れている」 と言われています。

 東芝は、ク゜ローバル企業として世界各国に進出・展開し、連結決算の対象企業数が、国内で235社、海外で148社を数えるまでになっています。

 そこで、東芝(親会社:日本)とその子会社である 東芝セミコンダクタ・ドイツ社 の年間労働時間を比べた結果が最近発表されました
(注2ので、それをグラフにして紹介します。

 また、詳細を表にして紹介します。 
( → PDFファイル)

                                      (注1)、2001、2002年度の比較です
 東芝セミコンダクタ・ドイツ社 (子会社:ドイツ)
       所定内労働時間 = 1449 時間           所定外労働時間 = 57 時間
 総労働時間=1506時間

 東芝 (親会社:日本)
  所定内労働時間 = 1703.7 時間   所定外労働時間 = 302.4 時間
 総労働時間
 =2006.1時間

 両社の差 … 東芝(親会社:日本)が ドイツ社 よりも 500 時間 (64.5日分)長い!!
                                         
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(注1)  ドイツ社の所定内労働時間(年間)は、労働協約で定めている週35時間制に相当するドイツの平均所定労働時間(=1,449時間)を、所定外労働時間(残業時間)は最新の統計(=57時間)を、それぞれ採用しています。

 東芝(親会社:日本)の所定内労働時間(年間)は、労働協約で定めている1日7時間45分(週38時間45分=年間1860.3時間)から、年次有給休暇の平均取得日数分(=20.2日)相当の労働時間(=160.6時間)を差し引いた時間(=1703.7時間)を、所定外労働時間(残業時間)は全体の平均(302.4時間)を、それぞれ採用しています。 但し、“サービス残業”は含まれていません。

 ドイツ社の所定内労働時間(年間)は、年有給休暇の取得日数分相当の労働時間を差し引くと、上の1449時間よりもさらに短くなります。それによって、両社の差は上の500時間よりもさらに大きく(長く)なります。
 なお、年次有給休暇の付与日数は、ドイツ社が勤続6ヶ月以上で年間30日、東芝(親会社:日本)が勤続1年以上(出勤率80%以上)で年間24日です。

(注2) 出典 … 「しんぶん赤旗」 (2004年10月6日、7日付)
               詳しい内容は、6日付【上】…こちら(リンク)
                        7日付【下】…こちら(リンク)  

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