[投稿]  2014年05月16日   新聞記事を読んで
「東芝の職場を明るくする会」に期待する

 「熱心にやらなければ不利益な扱いをされ、まじめにやれば 自分を退職に追い込むことになる。」ある新聞記事を読んで驚 いた。このような理不尽なことがあっていいのか。世の中、間 違えているのではないか。
 ある大手IT企業に働く46歳のAさんは、大手人材派遣会社 『パソナ』に業務命令で無理やり出向させられ、「仕事は、転 職先を探して面接を受けたり、ハローワークに通うなど転職活 動をする」ことだそうです。元の職場に戻りたいAさんにとっ て、毎日が辛いことでしょう。
 会社は、直接に解雇ができないために、強制的に出向させ、 自ら辞めさせようと狙っています。今、安倍内閣は、「雇用維 持型から労働移動支援型に転換」などと言って、労働者を簡単 に解雇できるようにしようとしています。
 Aさんの場合、現在、「出向命令の無効や損害賠償を求めて 提訴し、出向は解かれたが、新たに清掃会社や配送会社への出 向を命じられ、元の職場に戻れていない」状態だそうです。A さんの弁護士は、「拒否できない出向に出され、意に反する転 職活動を強いられる新たな『追い出し部屋』」だと訴えます。
 このような、不当な労働行為に悩んでいる人は多いと思いま す。これに立ち向かうには、一人の力では到底及びません。A さんの場合、何かの情報で労働相談を知り、思い切って相談し たのではないでしょうか。そのことによって、支援の輪が広が り解決への道筋が出来たものと推測しています。
 このように、何かのときに頼れる、人や、組織を知っている ことは、人生の岐路に立って選択し判断する場合の非常な力と なると思います。「東芝の職場を明るくする会」はそのような 一つと思っています。

東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp