[職場だより]  2014年01月26日   リストラレポート12
東芝協力会はなくなりました 下請け会社の場合

 東芝青梅事業所には以前、下請け会社の集まり である「東芝協力会」がありました。
青梅事業所でワープロやパソコンを製造していた 1980年代、90年代は、下請け会社にたくさん仕事が 発注されて、協力会も活発に活動していました。

 年度初頭の予算説明会や、年始の賀詞交換会には 多数の下請け会社が参加して、大きな食堂も満杯 になりました。
予算説明会や、賀詞交換会に出席できるように なることは、下請け会社として箔が付き、名誉なこと でした。

 青梅事業所で製品の製造がなくなり、東芝協力会 も自然消滅していきました。

下請け会社の現状です。
●J社
ワープロやパソコンの組立をしていました。最高時 には200人の従業員がいましたが、会社はつぶれ、 廃業しました。
工場建物には、別の会社が入っていました。

●K社
ワープロやパソコンなど電子機器の中に組み込まれ るプリント基板に、部品を実装する仕事をしていま した。たくさんの注文をこなすため、第3工場まで 作って操業しました。
会社は若い社員であふれ、社員で作る野球部や華道 部が活発に活動していました。
いまは本社工場のみで、東芝とはまったく関係の ない仕事をしています。

●L社
ワープロやパソコンなどの梱包箱を作っていました。 内職さんも使って注文をこなしていました。
いまは少人数で、新しい取引先を開拓しながらやって います。

●M社
電子機器の筐体、板金物を製造していました。東芝 からの天下り社員も受け入れる会社でした。海外に 工場も作りました。
いまは規模を縮小し、新しい取引先の仕事をして います。

元東芝協力会の間で、青梅事業所の存続を心配する 声が出ていました。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業 のリストラ取材から)
東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp