[職場だより] 2024年01月17日 実質賃金20ヵ月連続マイナス
        −物価高に追いつかず−

 厚生労働省が1月10日に発表した2023年11月の毎月勤労統計調査・速報によると、現金給与総額に物価の変動を反映させた実質賃金は、 前年同月比3.0%減となりました。物価の高騰に賃金上昇が追い付かず、20ヵ月連続で前年を下回りました。

 2024年1月〜4月に値上げが予定されている食料品は、1596品目になります(国内の主な食品メーカ195社で)。 円安や、物流費の高騰が続くので、4月以降も物価の値上がりが予想されます。

 東芝の職場を明るくする会は、昨年12月から東芝川崎本社や事業所の門前で、24春闘アンケートを配布したりして、 従業員の皆さんに、今の暮らしぶりをお聞きしました。
●Aさん(50歳)
 高校3年生の子供さんがいます。3年前の高校進学のとき、当初は公立高校へ進学する予定でしたが、新型コロナウイルスが 大流行していた時期で、感染を恐れて自宅で授業が受けられる、オンライン授業をしている私立高校に入学しました。
 私立高校は、授業料などが高くて、年間で100万円以上の出費になりました。奥さんは、体調を崩して仕事を止めていたのですが、 家計を助けるため、無理してパートで働き始めたそうです。

●Bさん(54歳)
 健康維持のため、友人に勧められて週2回のジョギングと、ときどき夕食時に焼酎をコップに1cmついでお湯で割って飲むそうです。 その焼酎をこれまでは720mL 980円の銘柄を買っていたのですが、いまは900mL 780円の安い銘柄に変えたそうです。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp