[職場だより] 2022年05月05日 東芝の分割見直しに、従業員はひとまず安ど
        −東芝の再出発に向ける従業員の声を聞く@−

 3月24日に行われた東芝臨時株主総会で、経営陣が提案した議案「東芝を2つに分割し、空調、エレベーター事業は売却する」は、 賛成 39.53 % 反対 59.69 %で否決されました。

 この結果を受けて、東芝の職場を明るくする会は、職場の従業員の皆さんの意見を聞いてきました。

 どの従業員の皆さんも、共通していたのは「東芝の経営陣(取締役会)と、東芝の株を持つ投資ファンドとの対立問題について、 会社からも東芝労働組合からも、何らの説明も受けていない」という意見でした。情報はマスコミのニュースや、 インターネットで得ているとのことでした。

 東芝の分割が否決されたことについては、皆さん一様に安どしていました。 「東芝は今までどおり一つでやって行くべきだ」との意見が多数でした。

 仕事の状況についてたずねると、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響を受けて「必要な部品が手に入らない」 「部品の入荷が6ヵ月遅れになってしまった」「物がつくれない」「生産が上がらない、売り上げがたたない」と、 コロナ禍のなかで生産を上げるために、ひっしに奮闘する従業員の姿がありました。なかには、手に入る部品を使って製造できる ようにするため、設計変更していると言う人もいました。あらためて製造現場の苦労に、心打たれました。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp