[職場だより] 2022年03月18日 従業員のリストラは止めてください
        −東芝、2つの会社に分割E−

●従業員のリストラは止めてください。

 東芝は原発事業で失敗し、2015年4月には粉飾決算が発覚し、2016年12月にはウェスチングハウス社の 7,000億円の巨額損失も明らかになりました。東芝は経営危機におちいり、倒産一歩手前の状態でした。 会社再建のためとメモリ事業も、家電事業も、医療機器事業も売り払い、毎年従業員の首切り・リストラを行い、 給料もカットされました。

 従業員は、会社が生き残るためには仕方ないことだと、歯を食いしばって耐え、 東芝で働くことを誇りに思い、東芝の再生と成長を願って頑張ってきました。

 東芝エネルギーシステムズ社(ESS社)も、2019年3月31日に427人もの従業員を、早期退職の名目で解雇しました。 このときの解雇のしかたは強引で、首切る従業員を会社が一方的に決めて、呼び出し、 威圧的に(パワハラで)退職を強要する方法で行われました。

 東芝で働き続けたいと懇願して、早期退職に応じなかったIT技術者の従業員は、見せしめとして「業務センター」配転し、 これまでのキャリアとまったく異なる倉庫業務などの、単純作業や肉体労働の仕事をさせました。 このような配転は違法であるとの裁判になり、結果として会社は2022年1月、この従業員を元の職場のIT業務に戻しました。 もう従業員のリストラ・首切りは止めてください。
東芝の優れた人材とその技術を大切にして、会社の再生を図ってください。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp