[職場だより] 2022年01月22日 「生活苦しい」が過半数、14万人のアンケート結果
        −大幅賃上げで希望ある社会を!! 春闘要求−

 全労連(全国労働組合総連合)と国民春闘共闘会議は、1月20日に厚生労働省内で記者会見して、14万人の労働者から 集めた春闘アンケート結果と、2022年春闘の賃上げ要求額を発表しました。

++春闘アンケートの集約結果++
◆生活が苦しい 50.7% (2021年 50.4%)
◆収入が増えた 23.6% (2020年 39.0%)
            (2021年 25.6%)
◆いくら賃上げしてほしいか
  ・正社員      月額2.7万円
  ・フルタイム非正規 月額2.5万円
  ・パート非正規   時間額135円

++春闘の賃上げ要求額++
◆月額  2万5000円以上
◆時間額 150円以上
◆全国一律最低賃金 時給1500円

++記者会見での発言内容++
◆黒澤 全労連事務局長
 日本はリーマン・ショックなど危機のたびに賃金を抑え込む過ちを犯し、先進国で唯一賃金が上がらない国になった。 米国、イギリス、ドイツなど諸外国では、最低賃金を時給1500円程度に引き上げることを打ち出している。 “コロナ禍だからこそ賃上げを”の声を上げていく。
 経団連の春闘方針は、個別企業ごとに対応するというもので、社会的責任を果していない。労働者のたたかいで、 経団連も内部留保の活用(内部留保を賃上げに)を否定できなくなっている。

◆油石 日本医労連書記次長
 医療分野では、コロナで奮闘しているのに収入が減ったと、春闘アンケートの回答が2割を超えている。 月額4万円以上の賃上げを求めたい。

◆真壁 生協労連書記長
 短時間パート労働者であっても、自身の賃金で生活を支えている。賃金底上げ、最低賃金の大幅引き上げが重要だ。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp