[職場だより] 2021年08月22日 再生可能エネルギー発電所からの送電網システムの事業を強化
        −東芝のカーボンニュートラルへの取り組みA−

 2021年7月21日に経済産業省が発表した『第6次 エネルギー基本計画(素案)』では、新規に建設した再生可能エネルギー発電所から、 電力消費地へ電気を送る、送電網の整備、増強が必要と述べています。
 また電力の需給に応じて、余った電気を一時的に蓄える蓄電池を設置して、蓄電能力を構築するとしています。
日本の洋上風力発電の導入促進区域
 ・秋田県 能代市・三種町・男鹿市沖
 ・秋田県 由利本荘市沖
 ・長崎県 五島市沖
 ・千葉県 銚子市沖

◆東芝は電力系統監視制御システムや、電力変換システムなどで、豊富な経験と高い技術を持っています。東芝の送電網システム機器は、 日本・世界で稼働し、電力の安定・安全な供給を支えています。

 電力系統監視制御システム機器や、電力変換システム機器は、東芝エネルギーシステムズ社(ESS社)のグリッド・アグリゲーション 事業部が担当して、傘下の浜川崎工場や、府中工場で設計、製造が行われています。

◆再生可能エネルギー発電は、時間や天候、季節などで出力が変動します。電気の安定的な供給のため余剰電気を一時的に蓄える 蓄電技術でも、東芝は先行していて、既に蓄電池(システム)の製造、納品実績を持ちます。
 ・南相馬変電所需給バランス改善蓄電池システム (東北電力ネットワーク社様)
 ・西仙台変電所周波数変動対策蓄電池システム  (東北電力ネットワーク社様)

 電気を一時的に蓄える蓄電池には、東芝が開発した新型のリチウムイオン電池「SCiB」を使います。「SCiB」は安全性、 長寿命、低温性能、急速充電、高入出力、大実効容量などの特長を持つ、高性能のリチウムイオン電池で、東芝の柏崎工場で 製造しています。需要の拡大に伴い、増産体制を図りました。また東芝の横浜事業所内に新工場を建設しました。

◆電力送電機器・設備に使われるパワー半導体は、東芝デバイス&ストレージ社(TDSC社)で設計、製造しています。 東芝のパワー半導体は、市場で大きなシュアを持っていて、需要の広がりに伴う増産期に入っています。

●東芝は2021年8月1日「カーボンニュートラル営業推進部」(CN推進部)を新設しました。東芝は再生可能エネルギー関連の事業に 力を入れて、社会に貢献する会社を推進します。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp