[職場だより] 2020年12月08日 「東芝以外で仕事を探せ」年の瀬に会社の冷たさが身に凍みた
        −東芝デバイス&ストレージ社 770人のリストラ止めろ−

 いま行われている退職勧奨の面談で、会社(上司の課長など)から、東芝以外で仕事を探すように言われています。770人の人員削減に対し、配転が確保できている人数は、(姫半) (加賀) (豊前) などへの約100名です。「東芝以外で仕事を探してください。」は、遠回しの早期退職の強要です。会社の非情さにショックを受け「年の瀬に会社の冷たさが身に凍みた」との話が出ました。退職しても次の仕事が見つかる見通しもなく、不安がつのるとの声もありました。

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【2014年2月のリストラレポート「再就職ができなかったNさん」を再掲載します。】

 Nさんは年齢が50代後半になりました。 パソコン、テレビ事業の縮小で、Nさんの職場でも人員削減が行われました。
 会社の説明では、退職した場合は、会社の紹介する民間の職業紹介会社「三井業際ヒューマン アセット株式会社」を2年間利用することができ、そこで仕事を見つけて就職できるとのことでした。

 Nさんは「三井業際ヒューマン アセット株式会社」で新しい仕事を見つける、再就職の道を選び、退職しました。
 あれから10ヶ月、Nさんはまだ再就職できず、これからも就職はできないと感じています。

 Nさんは、最初の3ヶ月は熱心に三井業際ヒューマン アセット株式会社の立川オフィスに通いました。Nさんの認識は、三井業際が新しい仕事を見つけてくれると思っていました。通っているうちに違っていることに気付きました。三井業際は履歴書の書き方を講習したりするサイド支援だけで、民間のハローワークでした。
仕事探しはあくまで本人での努力でした。

 三井業際で9割の人が就職しましたと説明がありましたが、それは年齢が20代の人のことでした。 50代ではほとんど就職できていません。

 三井業際を利用しての再就職という説明は、会社の都合の良い追い出しテクニックだったと、Nさんは感じています。

東芝の職場を明るくする会
連絡先 メール akaruku-tsb@kki.ne.jp