[職場だより] 2020年04月06日 春闘後の賃上げ額が低かった後輩
        −職場の仲間たちが相談し、上司に願い出−
現場(技能職の職場)で働く、熟練の従業員から(昔の話を)聞きました。
 成果主義賃金になった2000年代のことだそうです。  そこの現場には、50代、40代、30代の従業員がいて、皆で協力し合って製品を造ります。皆の連帯は強いです。  春闘が集約し、各自に賃上げ後の賃金明細書が配られました。  平均賃上げは1,000円ぐらいだったそうです。  40代前半の従業員の賃上げ額が700円でした。  それを見た職場の先輩たちが「お前は普通に仕事も出来るし、うで(品質)も悪くない。」 「なぜ(賃上げが)低いのかな。」「人がいいからではないか。」などの声がでました。
 皆の意見で上司(課長)に「この賃上げ額は低いので、どうにかならないか。」と言うことになりました。  結果、次年度の賃上げで考慮されることになりました。
 熟練の従業員の話によると、上司(課長)が部下の賃上げ評価をするとき「E評価、A評価、B評価」にする比率が決まっていて、 どうしてもB評価を付けなければならなかったとのこと。  人の好い後輩がその犠牲になってしまった。
E評価…優秀(賃上げ高)、A評価…良好(普通)、B評価…平凡(賃上げ低)
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管理職のOBからも聞きました。
 「みんな頑張ってくれてるので、賃上げ評価で、B評価は付けられなかった。」 「A評価までしかつけなかった。会社(人事勤労部)に叱られた。」と、笑いながら話してくれました。
東芝の職場を明るくする会
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