2019/07/07
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株主総会に提出した職場からの要望・意見
−その1−
東芝の職場を明るくする会は、6月26日(水)の株主総会で、
「人減らしリストラをやめ、優秀な人材を、再生可能エネルギー事業や社会インフラ事業に投資し、東芝の再生を図る経営に転換せよ」と提案、質問しました。
提案・質問が確実に経営陣に届くようにするため、事前に文書にして提出しました。 提出した文書の中に、
職場の従業員の皆さんが、明るくする会に相談してきた、会社への要望・意見も15本記載し、経営に反映するよう迫りました。
今日から、株主総会に提出した職場の従業員の皆さんの、会社への要望・意見を5回に分けて掲載します。
@情報部門 50代
東芝Nextプランで5年間に7000人の人員削減が発表されたが、定年や自主退職等の自然減では達成できない人数と思われるうえ、
当プランが達成できる数値とは思えないことから、今後毎年人員削減が定常化していくのが心配である。
A技術部門 30代
東芝Nextプランは、収益の改善策でしかなく、先の事件の総括はされないままです。
内部統制強化、リストラ、コストカットが語られ社員のやる気をいかに引き出すかが見えない。
従来の「チャレンジ」と何が違うのかが不明確、やる気のない社員、社内での生き残りに躍起になる社員が続出する恐れがあり、そんな風土の中でのNextプラン遂行には懐疑的。
強行するのであれば先の事件構造と変わらないのではと懸念する。
B技術部門 30代
上司からのパワハラ、セクハラを防止してくれなかった。
訴えても適切な対応がなく病気になった。
ボーナス減、分社化により評価基準が悪くなり個人のパフォーマンスが反映されていない。
対策本部を設立して欲しい。
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2019/07/08
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株主総会に提出した職場からの要望・意見
−その2−
C技術部門 40代
AIを使う者、人しか出来ないものなど未来を見すえ、どのような人に会社を育てて欲しいのか、
人を育てる上で検討をお願いしたい。
システムを作る人も使う人も、仕事の全体を知らず作業のみ引き継ぐため、様々な所でトラブルが多発している。
仕事の引き継は作業のみ行うのではなく、日々のコミュニケーションで少しずつ行うような環境つくりの支援をお願いしたい。
Dスタッフ部門 50代
エネルギー部門は人員削減を進めているが、私の所属するインフラ部門(鉄道)は人手不足である。
部門は違っても、活用できる人材はいると思うので、早期退職の勧奨をする前に人材活用を先ず行うべきだと思う。
E技術部門 30代
東芝が今までやってきたことは、技術によって社会を明るく変えることだった。
科学館でもその様に紹介されているしそんな社風にあこがれて入社した。
しかし今やっていることはまるで銀行業の様で、お金ばかり気にしている。
確かにお金は大事だが我々はメーカーである。もっと技術生かし社会に貢献したい。
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2019/07/09
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株主総会に提出した職場からの要望・意見
−その3−
Fスタッフ部門 40代
GPMの酷いパワハラに悩んでいます。
本人は全く仕事をしません。
こんな企業風土はいつかダメになると思います。
上にはペコペコ下にパワハラ、人を大事にしない企業には先がないと思います。
G事務部門 50代
職場に「転勤が嫌なら退職を」とパワハラ面談を受けている人がいる。
そうならないために労組があると思っているので守ってほしい。
このままでは人間味のある会社が変わり果ててしまう。
65才まで安心して働ける会社に戻ってほしい。
雇用に関してとてつもない危機感を感じている。
風土は以前の東芝に戻ってほしい。
H情報技術部門 40代
2019年1月末、上長より要件記載のない面談通知を受け早期退職を促された。
「東芝Nextプラン」に伴うリストラの説明で、社員数が減少し一人当たりの業務負荷が増えるため、
私の体調面を考慮し早期退職を選択して将来のキャリアプランを検討願いたいとのことでした。
あっけに取られているうちに、翌週の面談では早期退職した場合の退職加算金表を渡され、
翌々週までに、Yes/Noの回答を求められた。
また上長より「本件は組合含め他言無用」との強要があり驚いている。
過去業務多忙が続き、ウツ病を発症し休職を経験がある。
早期退職した場合、複数の難病を患う者としては、再就職先が見つかるか不安で仕方ない状況です。
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2019/07/10
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株主総会に提出した職場からの要望・意見
−その4−
I情報技術部門 40代
2019年1月半ば、上長から経営状況と早期優遇退職の説明を受け、応募を促された。
3回目の面談で「残る場合でも仕事量が減少し今後どうなるか分からない」と言われ迷っている。
うつ病治療で休職経験があり2018年より産業医面談で勤務制限が解除された。
Jスタッフ部門 50代
2019年2月半ば、上長から早期退職の説明後、「応募しなければ四日市か柏崎への応援作業で3交代勤務もある。
現職場の業務に戻ることはないと考えて下さい。」子供が高校生であり早期退職はできない。
Kスタッフ部門 50代
2019年1月末、面談があり、「4月以降あなたは会社に居場所はありません。
次の職場を探しているが、地方工場のライン位しかないですよ。
2月末までに決心して下さい。」と早期退職を勧められ、孤独感と精神的な負荷を強いられている。
約15年前に数か月間、月100時間を超える時間外労働などの業務負荷が重なりうつ発症で休職の経験がある。
同居の両親の介護と世話があり早期退職・地方配転には応じられない。
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2019/07/11
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株主総会に提出した職場からの要望・意見
−その5−
Lスタッフ部門 40代
2019年1月半ばから4回の面談。
部長より「今後与える仕事が無くなる。
断った場合は、電池工場になるかもしれない。
基本的には業務命令になるので事情がない限り行ってもらう」
M管理部門 40代
2019年1月末より4回の面談。
早期優遇退職者の対象であることを告げられ、
退職金(割増含む)の通知・転職支援会社のマニュアルなどを渡された。
早期退職を希望しないことを伝えると、出向対象になったこと、
柏崎の電池工場か三重の子会社で交代勤務の製造ライン職場を提示された。
持病もあり、要介支援認定を受けている80代の両親を置いて遠方への配転はできない。
N技術部門 50代
2019年1月の初回面談で「4月以降の組織再編後あなたの担当ポジションがない」と早期退職を勧められた。
4回の面談があり雇用確保のため転居を伴う異動をほのめかされたが、認知症の親の介護と住宅ローンがあり、
無理な配転・早期退職を断わった。
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