[職場だより] 2019年05月28日 新たに350人の人員削減・リストラを発表
        −いまは堅調に成長する東芝を目指せ−
 東芝の車谷社長は5月13日、東芝デバイス&ストレージ社で350人の人員削減を、2019年9月末までに行うと発表しました。  削減方法は、早期退職募集で実施すると述べました。  職場の従業員の皆さんから「(首切りが)またかよ。」「東芝の解体が止まらない。」の声があがりました。  「労働組合を手に入れた会社は(止めるものが無くなったので)、社員の生活のことなど考えずに、すき勝手に首切りする。」と抗議の声もありました。  技術部門の管理職の方は「会社の技術力・ノウハウは、個人に付随している面が大きい。  人がいなくなれば技術力・ノウハウも低下する。その後の開発・設計に支障が起きる。」と心配していました。
 東芝の職場を明るくする会は、「人員削減のリストラ」について、経済誌や新聞の製造業担当記者、製造業経済学の先生などからお話を聞きました。  お話の内容をまとめると、次のようになります。
●株主資本主義と呼ばれる時代になり、株主の利益優先で、会社の経営が行われる。
●人減らしは人件費の削減になり、目先の利益が上がる。しかし、人減らしを続けると、企業は将来に渡ってはジリ貧になって行く。
●いまの東芝の事業内容は、社会インフラ関係が中心である。これらの事業は安定している。しかし営業利益率は、そう高くはならない。 高利益率を求める経営から、堅調に成長する経営にして、東芝の再生を図るのが現実的では。 現在抱えている事業は、赤字でないかぎり続けて行き、たくさんの事業があれば、それらの中からイノベーションが生まれ、東芝を支える事業へ発展する可能性も高まる。
●労働組合は、自主性をもって活動することが望まれる。
 これまでも会社は、早期退職は希望者のみと言いながら、実際には退職の強要を行ってきました。  明るい会は、退職の強要を許しません。  従業員の生活と権利を守るために活動しています。  困ったことが起きたら、明るい会にご相談ください。
東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp