[職場だより]  2018年06月10日 原発事故で非難した先が、最も放射能汚染された所だった
               −浪江町−
 東日本大震災・福島第一原発事故から7年2ヶ月、東芝の職場を明るくする会の現地調査報告の2回目です。
 第一原発は、下記の時間に水素爆発を起こしました。
  1号機…2011年3月12日15時36分
  3号機…2011年3月14日11時01分
  4号機…2011年3月15日06時14分
 浪江町の全町民2万人は非難を行いました。  避難先は第一原発から最も離れる、町の西部の島津地域でした。  ところがそこは町内で最も放射線量が高かったのです。  水素爆発で発生した放射能は、風によって島津地域に降り注いでいたのです。  放射能の流れを国は隠していました。  町長は「国を殺人罪で訴えたいほど」と語ったそうです。  2018年1月末の帰還者は490人(2.7%)です。
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 今回の調査で、お話をお聞きした住民の方の中に、津波に襲われた海岸で、ハマボウフウ(浜ぼうふう)を拾われ、 現在それを育てている方がおりました。
●ハマボウフウ(浜ぼうふう)…セリ科の多年草で、初夏に白い花を咲かせる。  海岸の砂地に自生する。  食用および薬用。  ハマボウフウの写真1、2、3を参照ください。
 明るい会では、そのハマボウフウの種をいただいてきました。  東日本大震災・福島第一原発事故を忘れないため、ハマボウフウを育てることにしました。  ご協力いただける方がおりましたら、明るい会までご連絡ください。  種をお送りします。
東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp