●職場アンケートから
2017/10/28
職場アンケートから(4)
−東芝の再生を願う従業員の声です。
アンケートに寄せられた従業員の意見(主旨)を紹介します。
  • こういう状況になってしまった以上、危機の回避に向け社内一丸になる必要があると思います。
  • 東芝は先のある企業なので、長期的に成長できる企業戦略を立てて、 また借入先の銀行にも説明して行くべきでは。
  • 給料も下がり、また相変わらずパワハラもあって、嫌気がさした仲間が東芝を去っていっております。 ぜひ皆でがんばって会社を支えていきたいです。
  • 職場は、右にならえという人が多く、おかしいことでも当たり前のようにまかり通ってしまう。  (違った)意見を言うと相手にされなくなる。
  • 8月には20代の技術社員2人と、50代の技術社員が、自らの意志で退社した。
  • パワハラを幾度となく受け、会社に相談したが何の対応もしてもらえなかった。  その後、セクハラをも受けたが、周りからは助けてもらえず、精神的につらい。
  • 正社員だけ守るのではなく、派遣社員や請負社員も守っていただきたい。
  • 分社化にともない、東芝グループ内でも仕事の契約に関する事務処理が増え、煩雑化しています。  東芝グループとして業務のスリム化を図るため、経営陣、管理職がこの課題にきちんと取り組んでもらいたい。  東芝再生のためにも。
  • (社長らの暴走を止められなかった)経営陣だけでなく、職場の末端まで、パワハラや、 (非合理、無理難題の)プレッシャーを行う風土が根付いてしまっている。  若手社員は将来に絶望している。
  • 職場の一部の先輩は、会社のいろいろな規則を、言われた時だけ実施して、口先だけです。  それが部下に影響していき、悪循環です。
  • 今回の不正会計により、(これまでもきちんとしていた私たちの事業も) 必要以上に 監査が厳しくなりすぎて、本来の業務に支障をきたしています。  不正会計を行った社長ら経営陣の責任です。
  • 良い人が大勢会社を辞めました。
  • 「東芝」というネームバリューを信じて、30数年働いてきたが、 無理を強いられるだけの思い出しか思い浮かばない。  …うそをつく体質が改善されない限り、東芝の向上は無いと思う。
  • 東芝メモリ社に在籍しています。 ウェスチングハウス社の損失の穴埋めで、東芝メモリ社を売却することは納得できない。
  • 60才を越えると給与が半減してしまい、生活できるか心配。何とかならないかと思う。
  • 不正会計問題について、私たち従業員にきちんと説明してほしい。  私たちはただ減給という形を押し付けられて、どうすることもできない。  マスコミへの対応、記者会見も稚拙でよくない。  能力がない人が経営者に上がるのはおかしい。
2017/10/22
職場アンケートから(3)
−従業員の6割以上が、業務の過重負担を感じています。  そして、官僚的でものが言えない風土の改善を望んでいます。−
●業務の、過重負担や、過度なプレッシャーはありますかと 質問したら、次のような回答になりました。
 @大いにある 35 %
 A少しある  30 %
 Bない    35 %
 ・人員削減で業務が煩雑化している。にもかかわらず管理職が業務の改善・合理化の努力をしない(できない)。
 ・(今回の)不正会計によって、監査対応などの余分な業務が増えた。
 ・リストラで人数が減り、(一人当たりの)仕事量が増えた。
 ・業務の過重負担は大いにあるが、だからといって(会社を)辞められない。
●東芝の社風について、どんなところを改善したいと思いますかと  聞いたところ、次のような回答になりました。(複数回答)
 @もの言えぬ風土    56 %
 A上司にさからえない  47 %
 B官僚的        41 %
 Cチームワーク     29 %
 Dパワハラ、セクハラ  27 %
 D社員教育・育成    27 %
 F利益至上主義     15 %
 Gプレッシャーを感じる  9 %
<そして、次のような意見が寄せられました。>
 ・トップへの報告が重要視され過ぎていると思う。
 ・分業化が進み、チームワークが少なくなっている。
 ・(上司からの)プレッシャーを感じる。
 ・利益至上主義が、不正会計を引き起こした。
 ・(今回の)分社化は東芝内部崩壊と弱体化を早めるだけ。
 ・職場の雰囲気や耳に入ってくる会話のなかに、自分さえよければ(今さえよければ)いいという風潮がある。
 ・自由に部下が意見を言えない、過去の考え方をなかなか変えない、個人に全責任を負わせる、などの風土を改善したい。
 ・上の人間ばかりが得をしているように思う。
2017/10/15
職場アンケートから(2)
−多くの従業員が雇用不安を感じています。−
 2015年4月から今日まで、東芝(東芝グループ会社を含む)の従業員は、約5万人減りました。
いま東芝で頑張って働いている従業員に、
●雇用やリストラの不安はありますかと聞いたところ、次のような回答になりました。
 @不安がある     44 %
 Aどちらともいえない 37 %
 Bない        16 %
●職場の異動を経験しましたかの質問には、次のような回答になりました。
 @配転、応援、出向した 19 %
 A転籍した       12 %
 B異動なし       16 %
<アンケートには、次のような言葉が寄せられていました。>
 ・望まない配転をさせられた。
 ・元に戻すとの約束で出向したのに、結果的に有無を言わさずに転籍させられた。
 ・事業(所)の移転が計画されていて(雇用)不安になっている。
 ・メモリ事業の分社化、売却は、東芝の弱体化を早めてしまう。
 ・これ以上、罪のない従業員の人生を狂わせないで。
など
退職勧奨を受けたという従業員もいて、雇用不安の心配が大きいことが分かりました。
2017/10/08
職場アンケートから(1)
−賃金カットで生活がたいへん−
 東芝の職場を明るくする会は、従業員の皆さんにお願いして、職場アンケートを取りました。
●「緊急対策で賃金カットが続いていますが、収入が年間でどのくらい減りましたか」との質問にたいして、回答が以下のようになりました。
 @ 50万円以上 33 %
 A100万円以上 44 %
 B150万円以上 19 %
 C減収なし   4 %
<アンケートには、次のような言葉が寄せられていました。>
 ・従業員が減り、仕事の負担が増えたが、給料は大幅に減収しました。
 ・生活がくるしい。
 ・経営陣の不祥事を、従業員が負わされている。
 ・私の職場(事業)は、業績が好いのに減額(賃金カット)は納得いかない。
 ・(賃金カットは)あまりにもひどい。いつまで続くのか…。
 ・やり方に憤り(いきどおり)を感じている。
 ・東芝に残れたので、やむを得ないかなと思っています。
 など。

東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp