[投稿]  2017年07月10日   経営者の責任を問う
●経営者の刑事責任と賠償責任
@東京電力の経営者責任
 東京電力の元会長、元副社長のの3人は、津波を予測できたのに適切な措置を取らず、 福島県の入院患者など44人を避難の過程で死亡させたなどとして、 業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されました。
 この裁判で3人は、最新の科学の知見は知るよしもなかったと述べています。  有能な経営者であれば、事前に危険を察知し対策を打ちます。  目先の利益しか考えない経営者は、危険はそれなりに理解していても、 当面は大丈夫だろうと対策をとらないでしょう。
 いったん事故があれば、今回のように計り知れない被害が発生します。  東電のような企業で「最新の科学の知見は知るよしもなかった」などと述べる経営者に、 経営を任せていたというのであれば、それはそれとして責任を問われるべきではないでしょうか。

A東芝の経営者責任
 東芝では粉飾決算に怒った株主が、東芝に対し歴代3社長と2人の最高財務責任者の計5人に 損害賠償を求めることを要求しました。
 東芝が5人を訴えなければ株主が代表訴訟を起こすことになるので、 東芝は止むを得ず5人を提訴しました。 裁判は2015年11月から東京地方裁判所で始まりました。  当初の損害賠償請求額は3億円でしたが、証券取引等監視委員会の勧告により73億7350万円の 課徴金を支払ったことから、東芝は2016年1月に請求額を32億円に引き上げました。
 従業員であれば、故意でなくても企業に重大な損害を与えれば、懲戒解雇になります。 損害賠償も請求されるケースもあります。 経営者であれば、従業員以上に責任を取るべきです。  さらに元社長・会長のN氏の責任も明らかになっています。
 同時に、東芝の危機の原因となった米ウェスチングハウス(WH)の破綻直前まで 会長を務めたダニー・ロデリック氏に、1年間で1900万ドル(約21億円)の報酬が支払われたという。  これらの元経営者にも損害賠償を求めるべきではないでしょうか。
東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp