成果主義賃金5

2015年2月8日

製品寿命に左右される賃金

 製品は、開発して市場に出荷して、売れて広まって 行く「成長期」、一定数量が売れる続ける「成熟期」、 売り上げが減って行く「衰退期」の製品寿命があります。
製品寿命期間も10年〜20年が一般的です。

 製品が生産されている期間、生産終了から一定期間まで は、担当する技術者が必要です。

 Eさんは、半導体製品の技術者です。Eさんの開発、 設計した半導体製品も衰退期をむかえていました。
成長期のときは、Eさんも普通の評価でした。
しかし、衰退期の製品を担当している今のEさんの評価は、 低いのです。それだけでなく、能力も低いと評価される のです。

Eさんは、評価に疑問をもっています。

                  東芝の職場を明るくする会


成果主義賃金4

2015年1月18日

真面目に働くので評価はずっーとAランク

 Cさんは30代の後半です。コンピューターのソフト ウェアの設計の仕事をしています。仕事もしますし、 職場の人とも普通に会話します。マナーもあり、ごく 普通の社会人です。結婚もしていてお子さんもおられ ます。

 ソフトウェアの設計の仕事量は膨大です。一人で全部 できるものではありません。たくさんの人が分担して 設計して、一つのプログラムとして完成します。

 Cさんの評価はいつもAランク(普通)です。理由は たぶん普通の人だからです。

 同じ職場にDさんがいます。30代前半です。Dさんも プログラムの一部を分担して設計しています。Dさんも 普通の人です。職場内のほかの人と比べて、抜きん出て 仕事ができるというわけではありません。

 Dさんは声が大きいです。俗に言う「態度が大きい」 です。Dさんは、自分が担当して設計したプログラムに ついて、東芝の技術雑誌「東芝レビュー」に発表した こともありました。(内容の評価については割愛) Dさんの評価はEランクです。(Aランクの上)

 成果主義賃金といっても、仕事の成果だけで決まらな いと、職場の労働者は思っています。
成果主義賃金で、人間関係がしっくりいかなくなる、 各自が知識・技術・ノウハウを囲い込んでしまい、職場 組織全体の技術レベルアップにつながらないなど、マイ ナス面が生まれました。

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成果主義賃金3

2015年1月12日

成果主義賃金だから評価はBランク

 Bさんは50才になります。入社以来デジタルプロダクツ 事業部門(パソコン、ハードディスク、テレビ、携帯電話 など)で働いてきました。毎月60時間の残業をして、一生 懸命働き成果も上げてきました。

 この10年、デジタルプロダクツ事業部門は、リストラが 頻繁に行われました。担当していた製品生命の終えん、事業 の縮小などで、Bさんも職場を何度か移りました。携帯電話 事業の日野工場の閉鎖、テレビ事業の深谷工場の閉鎖などで、 デジタルプロダクツ事業部門そのものがなくなりました。

 Bさんにかぎらずデジタルプロダクツ事業部門で働いてい た労働者は、余剰人員とされ行き先がありません。3ヶ月、 6ヶ月、1年の期間で倉庫作業員、家電量販店の店頭販売員、 「電子デバイス事業部門・社会インフラ事業部門」の製造 現場作業員などとして出向しました。

 出向するBさんの評価は、Bランクだと言われました。 Bさんの資格は副参事だったので、成績査定の比率が大きい ため、一時金は人には言えないほど少なくなりました。

Bさんは、マイホームのローンを、ボーナス払いが多めで 組んでいたため、家計費の大幅切り詰めをしなければなら なくなりました。

 デジタルプロダクツ事業部門をなくしたのは、会社の経営 方針で、責任も会社にあります。
Bさんに責任はないのです。しかし成果主義賃金という名目で、 大幅な賃金カットが行われるのです。

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成果主義賃金2

2014年12月20日

成果主義で負担が増大

 Aさんは、パソコンの電気回路(論理回路)の設計を しています。仕事ができるので、30才のときには、新回路 の開発プロジェクトをまかされました。

 開発プロジェクトとなると、以前はたくさんの労働者が 集まって、皆で力を合わせて製品作りあげていくという イメージでした。成果主義賃金制度の導入と同時に、一人 一人の能力を最大限に発揮してもらうという言い方で、一人 まかせのプロジェクトが多く生まれました。

 Aさんの新回路の開発プロジェクトは、Aさんが論理回路 を設計しながら、それを半導体(IC)チップにするために、 東芝の半導体事業部の担当部門との共同開発、ソフトウェア 部門との打ち合わせなど、一人で何でもこなさなければなり ませんでした。仕事量は物理的限界を超えていました。 長時間労働が続き、睡眠不足と過労でついに2年目に病気に なりました。医師の診断はうつ病でした。

 Aさんは治療のため休職しました。家族のひっしの看護で 病気が回復し、職場に復帰しました。仕事に身体を慣らして 行くため、最初は負担の少ない仕事からお願いしました。

 上司はAさんに冷ややかでした。成果主義賃金制度なので、 すぐに成果が出せない部下は困るという態度でした。 上司も成果主義賃金制度でノルマがきつく、そういう態度に ならざるを得なかったのかな。

 やむおえずAさんは別の職場に移りました。

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成果主義賃金1

2014年11月24日

意欲と創造力を失わせた成果主義賃金制度

 「成果を上げれば賃金が上がる」という説明で、成果 主義賃金が導入されてから15年以上はたちました。結果 は、賃金は上がらず、メンタル障害(うつ病など)が増 えて、職場が荒廃しました。

 年度の初めに高い成果目標が決められ(目標管理シー トの作成)、半期(6ヶ月)ごとに目標に対する結果を、 点数で表す採点が行われます。普通に仕事をした場合の 点数は、最も低い点数になるようになっています。

 成果を出すというのは、普段でも無理な工程の製品開発 の納期を、短縮できたかが評価基準になるのです。最初から 無理な納期が決められているのですから、それをキープでき る労働者はいません。

 目標(納期)を達成するため、長時間労働がまん延しま した。家に帰らないで徹夜で仕事をする労働者が出ました。 1ヶ月の残業時間が200時間を超えた労働者もいました。

 上司は目標管理シートの点数を元に、評価分けします 1番良い評価から並べるとSランク、Aランク、Bランク となります。各ランクもさらに細分化されています。通常 はAランクになります。ランク付けの割合が決まっている ため、全員がSランクにはなれないのです。

 労働者は競争させられ、連帯が失われて行きました。 成果が上がる仕事、目立つ仕事だけをするようになりました。 データ整理、計測機器管理、お客さまからのクレーム対応 など、職場になくてはならない仕事は、地味なこともあり 低い評価になり、立場の弱い労働者や、人のよい労働者に 回されました。

 成果主義賃金制度が導入されるまでは、職場の同僚や 先輩と学び合い、技術の交流・向上を図るのがあたりまえ でした。上司と率直な意見交換をして、仕事が進められま した。
 また、そういう職場をつくるのが、みんなの願いでした。 働く人の意欲や創造力が発揮されて、仕事に打ち込めるよう になります。それは優れた技術、高い製造品質作りにつな がり、会社の発展につながります。

 次回から成果主義賃金制度によって引き起こされた、 さまざまな問題をレポートして行きます。

                  東芝の職場を明るくする会


コーポレート・ガバナンス

2014年11月10日

子会社の違法な首切りを是正させる

  東芝もきちんとしたコーポレート・ガバナンス [企業統治(きぎょうとうち)]方針を持って活動 しています。
 そのなかで子会社の管理については、次のように 述べています。

(6)株式会社並びにその親会社及び子会社から成る 企業集団における業務の適正を確保するための体制
  1. 当社は、子会社に対し、「東芝グループ行動基準」 を採択、実施するよう要請する。

  2. 当社は、子会社に対し、その事業運営に関して重要 事項が生じた場合は、「業務連絡要綱」に基づき当社 に通知するよう要請する。

  3. 当社は、内部統制項目につき、子会社を含めた適切 な施策を立案し、これを各子会社の実情に応じて推進 するよう要請する。

  4. 当社は、子会社に対し、「東芝グループ監査役監査 方針」に基づいた監査体制を構築するよう要請する。

  5. 当社は、必要に応じ子会社の経営監査を実施する。


■子会社へコーポレート・ガバナンスを発揮した事例 を紹介します。

 東芝は2010年10月1日付けで携帯電話事業を富士通に 譲渡し、携帯電話事業から撤退しました。
 その結果、東芝日野工場で携帯電話を製造していた 東芝グループ会社の東芝モバイルコミュニケーション プロダクツ(略称:TMCP)で、従業員のリストラが 行われました。
 会社は労働者を一人一人呼び出し、面接で執拗に退職 を迫りました。
泣く泣く会社を去っていった労働者数は、
・2011年度…約80人
・2012年度…約20人
にもなりました。

 5人の労働者が「会社に残って働きたい」といって、交渉 をしていました。5人の労働者から、明るい会にも支援の 要請がありました。

 そこで明るい会は、2012年6月22日(金)に両国国技館で 開かれた(株)東芝173期株主総会で、TMCPに勤務する 従業員の再配置の考え方について質問しました。
 室町副社長から「雇用の場を確保すべく東芝グループ内で の再配置を提示するとともに、再就職支援等を進めています。」 との回答がありました。

 ところがTMCPは、2012年8月2日突然5人の労働者に、郵便 で「解雇通知書」を送りつけてきたのです。違法で一方的な暴挙 でした。

 明るい会は、TMCPがコーポレート・ガバナンスに違反 していると判断しました。そこで東芝本社と直接話し合いを して、問題を解決することにしました。明るい会と東芝本社 (勤労部門)の間で、数回にわたり話し合いが行われました。

 東芝本社はコーポレート・ガバナンスを発揮して、TMCP を指導しました。その結果、5人の労働者は職場復帰ができて、 現在は「東芝情報機器株式会社」で元気に働いています。

                  東芝の職場を明るくする会


賃上げが必要

2014年11月4日

実質賃金14ヵ月連続のマイナス
暮らし・雇用の日々悪化を実感

 厚生労働省が10月17日に発表した毎月勤労統計 調査で、実質賃金が14ヵ月連続のマイナスとなった ことがあきらかになりました。
 実質賃金は、勤労者の現金給与総額(名目)から 消費者物価の上昇を差し引いたものですが、消費 税増税があった今年4月は3%を超すマイナスに 落ち込み、春闘以降も減少が続いています。8月の 実質賃金は1年前にくらべ、3.1%の減少です。

 「アベノミクス」は、 @インフレ政策で物価を 上昇させることを目標にした金融政策と、 A公共 投資など財政支出の拡大、 Bさらに「世界でもっと も企業が活躍しやすい国」を掲げた規制の緩和・ 撤廃などが柱です。
 その結果が、大企業のもうけと内部留保を増やし ただけで、国民の暮らしはよくならず、食料品や ガソリンなど消費者物価を上昇させているのです。

 企業がもうけを増やせば賃金も上がると、安倍 首相は言いましたが、現実はまったく違いました。 安倍政権が発足してからほとんどの期間に実質賃金 の低下が続いているのは、「アベノミクス」では 経済の好循環が生まれないことの証明です。いま 必要なのは、消費税の再増税を中止し、賃金を引 き上げ、実質賃金を改善することです。

連合労組も賃上げ要求検討

 連合労組は来年の春闘に向けての討論集会を始め ました。討論に参加した各労働組合の代表が、こも ごも物価の上昇を上まわる賃上げが必要と訴えてい ました。

           東芝の職場を明るくする会


労働者派遣法

2014年10月27日

労働者派遣法の改悪に反対しましょう

 安倍自民・公明政権は、国民の批判をあびて通常国会で廃案に なった労働者派遣法の改悪案を、今国会に再提出し、成立をね らっています。

 これまで「臨時的・一時的」な業務に限って認めてきた派遣の 原則を大転換し、無制限に広げようとする重大な内容で、「景気 の調整弁」として派遣を、企業が自由にを使えるようにするとい うのが最大のねらいです。

 本来、雇用は、企業主が自分の会社で働かせる労働者を「直接 雇用」するのが原則です。派遣労働はこの原則に反して、仲介業者 が間に入って賃金をピンハネし、貸し出される「間接雇用」です。

 いまの派遣法は、派遣はあくまで「臨時的・一時的」な利用に 限って可能としていて、一般業務派遣は期間を制限(原則1年、 最大3年)する規制が設けられています。これを超えて働かせる 場合、派遣先企業は労働者に直接雇用を申し込む義務があります (第40条4項)。

 改悪案では、派遣労働者が派遣会社に無期雇用で雇われている 場合は、派遣期間の制限がなくなります。派遣会社の正規雇用に すれば安定雇用になり、不安定な身分が改善されるという理屈です。 これは、事実に反するでたらめな主張です。
 2008年のリーマン・ショックで「大量派遣切り」が強行され たときの例を見ればあきらかです。景気が悪くなったからと派遣先 から大量に派遣契約を打ち切られたとき、「うちの派遣労働者は 無期雇用だから」と雇用を守った派遣会社がどれだけあっでしょうか。

 また改悪案では、派遣労働者のキャリアアップにむけて、「教育 訓練を実施しなければならない」としています。しかし、派遣元 企業が実施するうえ、その内容も明らかではありません。労働者が 希望するキャリアアップにつながるのか、まったくわかりません。

 改悪法案が成立すれば、派遣労働者は派遣先への正社員雇用の 道が閉ざされ、いつまでも低賃金で不安定な働き方から抜け出せず、 派遣のまま働かざるをえなくなります。企業は正社員雇用をやめて、 派遣を導入して使い捨てる経営に切り替える危険が高まります。

 いま求められているのは、派遣は臨時的・一時的業務に厳しく 限定して、安易な利用をやめさせること、派遣先の労働者との 均等待遇を義務づけることです。
 
                  東芝の職場を明るくする会


労働組合

2014年10月14日

労働組合委員長から市議会議員に

 来年4月の青梅市議会議員選挙に、現職で元労働組合 委員長が再選をめざして立候補するのでは、との話を 職場の労働者がしていました。

「また立候補するらしいよ。」
「だけど青梅工場ではパソコンもハードディスク(HDD) も製造しなくなったので(海外に生産移管)、下請けが なくなって、票が集められるか。」
「聞いたところによると青梅市に住んでいる、東芝、 東芝グループ・関連会社の社員とその家族の票で、当選 できると言っていたよ。」
「へえ、そうなの。」

【解説】
 東芝青梅事業所・青梅工場(東京都青梅市)では、 歴代の労働組合委員長が、市議会議員選挙に立候補し、 市議会議員になってきました。

 選挙活動は、会社主導で行われます。下請け会社 への票の依頼・名簿の提出要請などは、仕事の発注 元という経済的に強い立場を利用したものでした。

 労働組合委員長を務めれば市議会議員になれるので、 論功行賞だねと話す人もいます。


差別問題

2014年10月6日

働く人はみんな平等です

 東芝の社員の方から口頭で投稿がありました。 その要旨を記載します。

 投稿者の職場は技術部門で、50名を超える 労働者が働いています。その構成は、正社員の方、 東芝グループ会社の方、協力会社の方などです。 グループ会社、協力会社の方のほうが多くて、 技術部の仕事を担って、推進しているのは、その 方達です。

 その職場の一部の社員の中に、差別意識を 持っていている方が数名おられて、東芝社員は偉い、 グループ会社、協力会社(社員)を使って いるだという態度でいます。仕事を依頼、お願いする ときの、言葉も粗雑で、見ていていやになります。

 差別意識を持っている人を見ていると、そう仕事が できわけでもなく、東芝という名前をバックに虚勢を 張っているだけです。

 ほんとに仕事ができる人や、その分野の第一人者 と言われる人は、誰に対しても丁寧に対応されて います。
                                           以上

 東芝の経営理念は「人権の尊重」です。所属 会社の違いによって、差別をしてはならないと と、社員教育も行われています。


パソコン

2014年9月28日

パソコン事業のリストラ−−がっくり肩を落とすOB

 東芝が9月18日パソコン事業のリストラを発表 しました。パソコン事業に関わる従業員の20%、 約900名を削減する方針です。
 このパソコン事業のリストラは、NHKのニュ ースでも流されました。

 パソコン事業に長年携わり、定年退職された OBの方から連絡があり、何人かの方に会って 話を聞きました。

 「東芝までが、パソコンのリストラしなければ ならないのか。」、「これまでも人を減らしてパソ コン事業を縮小してきたので、もうリストラはしな いと思っていた。」などの話をされて 一様に ショックを受けていました。
 
 「1980年代なかばにノートパソコンdynabook (ダイナブック)を発売し、世界のトップメーカに なったのに。」、「ドイツやアメリカにパソコン 工場を作り、製造していた時代もあったのに。」 苦労されてパソコン事業を東芝を代表する事業に 育て上げてこられたので、今回のリストラ発表に くやしさ、寂しさを感じておられました。

 東芝をはじめ日本の電機産業が、なぜこんなに まで衰退したのか。「明るい会」でもシンポジュ ームを開いたりして、広く検討を行ってきました。  電機産業を守るため、全労働者、全国民の意見 を結集し、経営方針、国の政策に反映させる活動を、 ご一緒に進めていきませんか。


つぶやき6

2014年9月23日

GPMは疲れていた

 土曜日の休日出勤の電車で、日野工場時代 (携帯電話事業)のGPM(グループマネージャー、 課長職)に会いました。

 立川駅から川崎駅に行く南武線の中でした。 GPMは斜め向かいの席に座っていましたが、 疲れている様子で、スマートフォンを見たり、 ときどき目を閉じたりしていました。

 30代後半にGPMになり、携帯電話の設計 業務を精力的にこなしていました。

 東芝が2010年10月1日付けで携帯電話事業を 富士通に譲渡したため、GPMも富士通に移り ました。南武線の武蔵中原駅の前に富士通は あります。

   移籍当時は富士通の携帯電話事業は好調で したが、いまは縮小でリストラを行っている とのことです。GPMがどうなられたかは分かり ません。

 成果で評価すると言われ、賃金も成果主義 賃金が導入されました。あんなに頑張って仕事を されていたGPMも、会社の都合で移籍させられ、 いまは東芝とは関係なくなっています。

 成果主義とか、成果主義賃金とかいわれまし たが、ときが経つにつれて、社員の賃金が安く 抑えられただけで、会社の都合ばかりが通る 内容だと分かりました。


つぶやき5

2014年9月8日

通勤が遠すぎて

 通勤定期券を見ながら、「6ヶ月の定期代が 30万円だもんな。もったいないよな、勤務地が 近ければこんなに負担しなくてもよいのに。」

「遠くて通勤できなくて、単身赴任で部屋を 借りていた人が亡くなったよ。」
「えっ。」
「朝、出勤してこないから見に行ったら、部屋 でなくなていたそうだよ。」
「持病があったそうだけど、家族と離れて一人 暮らしは、体にストレスがかかるからね。」

 この10年間の、テレビ・映像事業、パソコン 事業の見直しで、勤務地が東芝深谷工場、東芝 青梅工場、東芝情報機器(千葉市美浜区)と 変わった労働者の会話です。



つぶやき4

2014年9月1日

電機産業は、この先どうなる

 東芝社員と電子部品商社営業マンとの会話
 
電子部品商社営業マン
 コンピュータや電子機器に使用するコネクタ やスイッチなどの商社で、東京の多摩地域 (中央線沿線)を担当している営業マン。

「景気はどうですか」
「取り引き先、販売数量が減って困っています。」
「そうですか、うちの東芝日野工場も無く なったしね。」

「東芝さんだけじゃないですよ。近くの日立青梅 さん、国際電気さん(東京都羽村市)も無くなった し、ルネサスさん(東京都小平市)も縮小だし。
 大手メーカさんがいなくなると、下請けの ハーネスメーカや、プリント基板部品実装メーカ も仕事がなくなって、厳しくてやっていけないと 言ってます。」

「うちも製造は中国だし、青梅工場で製造して ないもんね。」
「どうなってしまんでしょうね。」


つぶやき3

2014年8月24日

この先どうなるの

 京浜事業所の労働者の会話です。

 「火力発電機器の製造は、インドで行うように なってしまったし。水力発電機器は中国だし。 原子力発電機器は京浜と言っていたけど、福島原発 事故依頼仕事がなくなってしまって、京浜事業所 はどうなるのかな。」

 「こんどできたグローバル製造センター(5階建て、 2014年2月稼働)で、インドからの労働者が研修 して、火力発電機器の製造技術を身につけて、 インドに帰ると言っていたよ。」

 「仕事が少なくなって、職場内はガラガラで、 スペースが増えたね。
 「この先どうなるのか、不安だね。」


つぶやき2

2014年8月17日

毎日の組合ニュース

 「小向工場の労働組合は、毎日組合ニュース を発行しているんだ。」
 「えっ、それは凄いね。」
 「組合活動の伝統で、何十年と続いている んだ。」
 「東芝の労働組合で、毎日組合ニュースを 発行しているところなんて、他にはないよ。」
 「この伝統は続けてほしいね。」

 「ニュースの内容も、もっと職場問題や職場 要求を取り上げてほしいんだ。」
 「組合のニュースなんだから、組合員の利益 になる立場で書いてほしいね。会社に遠慮して いるように感じるね。」


つぶやき1

2014年8月11日

組合と会社どっちに話す?

 東芝の東京の別々の事業所に勤務する50代の 社員(元は同じ事業所で働いていて、20代のと き労働組合の職場委員をしていた。)が、久々 に会ったときの会話です。

「おい、職場問題が起きたとき、組合と会社 どっちに話した方が解決する。」
「それが、会社のほうなんだよ。」
「やっぱりそうか。俺も(通路の安全問題を) 会社に話したら改善されたよ。」
「組合だとなかなか進まないよ。」

「俺たちが組合活動をしていたころ(30年前) は、何かというと組合に言って、相談して、 対応してきたね。」
「これじゃ組合は、(労働者の)役にたたな いね。」
「そのこと(役にたたない)は、周りの社員に は言えないないよ。俺たちが労働組合を否定 しているみたいに思われると困るからね。」



東芝うつ病裁判6

2014年7月27日

過労死防止法が成立

 重光由美さんも、自分のつらい体験から、この法律 の制定のために活動しました。

 過労死は、日本の異常な労働環境を象徴し、世界でも 「karoshi」とそのまま呼ばれています。
 過労やストレスは、脳や心臓に疾患を招きます。過労が 原因のうつ病も、その一つです。また、過労を引き金に した自殺も増えています。

 過労死の防止を国の責務と明記した「過労死防止対策 推進法」が6月20日、国会で成立しました。実態のつかめ ていない過労死の調査研究、過労状態にある人や、その 家族のための相談体制づくりなどを定めています。

 過労死で夫や子どもを亡くした遺族などの、粘り強い 運動が国を動かし、衆参両院とも全会一致で可決されま した。

 過労死防止基本法制定実行委員会の森岡孝二委員長は 「過労死防止を国の目標と認めて大きな一歩を踏み出し た意義は大きい。実効性のある法律にするためにいっそ う努力していく」と話しました。

 全国過労死を考える家族の会の寺西笑子代表世話人は 「過労死を繰り返さない、大切な家族を亡くした教訓を 忘れないでほしいとの思いで運動してきた。過労死の ない社会へ新たなスタートを切りたい」と決意を述べ ました。

 息子を亡くした兵庫県の遺族は「この法律があと10年 早くできていたら、息子は死ななくてよかったかもしれ ない。健康的に働ける日本にするために亡き息子と 見守っていく」と語りました。

         東芝うつ病裁判の取材 第1部おわり


東芝うつ病裁判5

2014年7月13日

東京高裁 差し戻し裁判レポート

●2014年6月9日 13:30〜  東京高裁809号法廷

 重光さん側弁護士 …… 川人(かわひと)弁護士、他3名
 会社(東芝)側弁護士 … 伊藤弁護士、他1名
 傍聴者 … 40の傍聴席が満席


(発言をメモしましたが、一部聞き取りにくいところが ありました。あらかじめご了承ください。)

●重光由美さんの意見陳述

 2011年2月23日の判決(東京高裁)から3年3か月、 東芝解雇から10年、休職から13年が経過した。発言 できることをうれしく思います。

 和解が決裂してから、東芝は嫌がらせの元上司など の(文書を出してきた)しつこい態度で・・・。 これが日本を代表するメンタルを(大切にすると標榜 する)会社か。

 会社のメンタルヘルス、体質改善(をせず)・・・。 全く反省することなく、会社は反省していないと  厳しく述べ、最高裁の判決は、(私たちの)主張が認め られた。

 (2011年2月 東京高裁判決の)裁判官は・・・偏見 がある、・・・高裁判決へ強い憤りを感じた。社会情勢 を全く無視しており裁判官の見識の無さを・・・ (糾弾する)。
 
 毎月1回の宣伝、最高裁前で訴えてききた・・・3年間 (運動を続けてきた)。
 
 最高裁判決・・・。
 体調不調を訴えてきた・・・。
 部下に重責を担う仕事を割り当てられた。・・・
 パワハラで症状が悪化した。・・・ 

 (私は)今でも当時のことを思い出し涙がとまらない こともある。1日中寝て過ごしていることもある。将来の 生活に不安を抱いている。(社会の)裁判への偏見もある。 13年以上(続き)人生を壊された。

 会社は過重負担でなく適切な対応を・・・。
 最高裁は、会社の・・・(不当な対応を)認めた。
 会社はメンタルヘルス(を履行し)上司のパワハラが 無くなるように願っている。


●裁判長の発言
 控訴人から出された(未払い金の利息を)、年5分から 6分に拡張する。

 (この裁判は)長期にわたっており 実質的に解決 (している)。

 (裁判所から)和解の勧告を出し(重光さん側、会社側の) 双方が受けた。

 (今後の裁判の進め方については16階の第9民事部に)場所 を変えて、経緯、今後の大まかな進め方を(話し合う)。 期日は追って連絡する。

●閉廷 14:50 


東芝うつ病裁判4

2014年7月6日

13年もの長い闘いの原因

●職場状況の再確認
 2000年11月から「液晶ライン立ち上げプロジェクト」 の業務が始まる。無謀なスケジュールと厳しいノルマで、 従事する労働者に、長時間過密労働が続く。

 2001年7月と12月には、プロジェクトの男性労働者2名 が自殺する悲惨で過酷な労働状況だった。

 重光由美さんも深夜まで働き(毎月実働100時間を超え る残業)、体調をくずし、うつ病の発症。2001年9月とう とう休職に追い込まれる。

●長期闘いの原因1
 人間をたいせつにする基本的精神が、会社(東芝) の対応になかったこと。

 3年間の休職期間が終わったら、非情にも重光さんを 解雇した。労災にしてくださいと懇願しても、冷たく 拒否する。
 休職期間が終わった重光さんに対して、丁寧に話し合い、 例えば別の職場や事業所に転勤させるなどして、軽度の 仕事から職場復帰をしてもらうなどの、人間的な処置を とるべきでした。

●長期闘いの原因2
 労働組合が、重光さんを援助しなかったこと。

 使用者(会社)は経済的に強い立場にあります。労働者 が一人一人の立場で労働条件などについて交渉すると、 どうしても使用者側の都合のよいように、一方的に決めら れてしまいます。そこで労働者は、不利の立場をカバーす るため団結して、使用者と交渉するようになりました。 その団結の組織が労働組合です。国の法律「労働組合法」 にも明記されています。

 東芝労組は重光さんのために何の援助もせず、2004年7月 には東芝労組深谷支部の事務所に重光さんを呼び出して、 労組役員が「本人の働こうと言う意欲があれば会社にでて 来れるはず」などと、耳を疑うようなことを述べたのです。 労働組合が組合員のためでなく、会社のために動いたのです。
 味方となるべき労働組合の冷たい対応は、解決が長引く 要因になりました。

●長期闘いの原因3
 裁判などで会社(東芝)が、うその証言やいやがらせを 行い続けたため。
 東芝が、「重光さんのタイムカードだ」と言って、 裁判所に提出したタイムカードは、重光さんも見たことも ない、偽造のタイムカードでした。

 うつ病の原因は、重光さんの体質にあると主張したこと。 体質とは、重光さんには生理痛があり、それがうつ病の 要因だというのです。医学的に何の因果関係もないのに。

 残念なことに職場の上司や同僚が、事実を正確に証言し なかったこと。事前に会社と証言内容をすり合わせていて、 「業務でたいした負荷が無かった」とまで言ってしまった ことです。2名の自殺者まで出る職場で、業務の負荷がない などとは、事実に反します。

 和解に進むチャンスは何度かありましたが、会社(東芝) は真剣に応じなかったこと。裁判官からの「和解をする気 はありますか」の問いに、東芝側は「全くありません」と 発言したりしました。

●重光さんの、人生で最も大切な30代、40代を奪って しまった現実を、東芝は真摯に反省し、一日でも早い解決 に全力をつくす責任があります。



東芝うつ病裁判3

2014年6月29日
朝日新聞デジタル版(2014年3月25日01時31分)に 掲載された記事です。


うつ理由に解雇、 社員の落ち度認めた二審破棄 最高裁

 長時間労働が原因でうつ病を発症したのに不当に 解雇されたとして、東芝(本社・東京都港区)の工場で 働いていた女性社員が損害賠償を求めた訴訟の上告審 判決で、最高裁第二小法廷(鬼丸かおる裁判長)は 24日、社員側の落ち度を理由に賠償額を減額した 東京高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。
高裁では、東芝が支払うべき額が上積みされる見通しだ。

 訴えていたのは、埼玉県深谷市の重光由美さん (47)。2008年4月の東京地裁判決は、未払い 賃金と慰謝料など計2700万円の支払いを東芝側に 命じたが、11年2月の高裁判決はこのうち慰謝料など について、重光さんが通院状況を会社に申告しなかった などとして2割を減額した。

 解雇無効の訴えは一、二審とも認め、すでに確定。 上告審の争点は賠償額だった。この日の判決は、高裁が 減額理由とした事情は「社員側の責めに帰すべきでは ない」と判断した。

 判決によると、重光さんは液晶生産の技術部門を担当。 プロジェクトリーダーとして時間外労働や休日・深夜の 勤務を余儀なくされてうつ病を発症し、04年に休職 期間が満了したとして解雇された。



東芝うつ病裁判2

2014年6月22日

重光さんの裁判年表

●2000年
11月 「液晶ライン立ち上げプロジェクト」の業務が始まり、長時間過密労働が続く

●2001年
4月 体調悪化で精神科へ通院開始
9月 うつ病で休職開始

●2004年
3月 会社に労災申請を申し入れ
6月 「労災に当たらない」と会社が拒否
9月 休職期間満了を理由に解雇される
11月 解雇は無効の訴えを東京地裁に起こす

●2008年
4月 東京地裁判決…解雇無効・安全配慮義務違反を認める
4月 東芝は判決に従わず東京高裁に控訴

●2009年
5月 行政訴訟で、国が労災と認定

●2011年
2月 東京高裁判決…解雇無効、賃金支払い、慰謝料支払いを命令、ただし損害賠償額を地裁判決の8割に減ずる
3月 重光さんは最高裁に上告

●2014年
3月 最高裁判決…損害賠償額を8割に減じた部分を破棄し、東京高等裁判所に差し戻す(重光さん勝訴)


東芝うつ病裁判1

2014年6月15日

東芝うつ病裁判を闘う重光由美さん

 発症から13年、東芝は、地裁の判決、国の認定にも従わず 裁判を長期化させ、療養中の重光さんを苦しめています。

●月100時間を超える残業
 30才を過ぎたばかりの重光由美さんは、東芝深谷工場で、 液晶開発技術者として働いていました。明るく優秀で、 開発業務のリーダーをこなしていました。
 2000年11月から始まった「液晶ライン立ち上げプロジェ クト」は、無謀なスケジュールと厳しいノルマで、長時間 過密労働が続きました。重光さんは深夜まで働き、タイム カードの記録以上に、実働で月100時間を超える残業が続き ました。

タイムカードに記録されている残業時間数
  2000年
     11月 39 時間 50 分
     12月 98 時間 45 分
  2001年
      1月 79 時間 45 分
      2月 79 時間 45 分
      3月 94 時間 50 分
      4月 80 時間 00 分

●職場で同僚2名が自殺
 2001年7月、12月、同じプロジェクトの同僚が2名自殺 するという悲惨で過酷な労働状況でした。
 重光さんも体調不良を訴え業務軽減を求めましたが、 上司は業務を軽減するどころか、さらに新製品の開発業務 を課しました。
2001年4月、重光さんは体調をくずし、精神科へ通院を 始めました。うつ病の発症です。
2001年9月、治療を続けていた重光さんは体調が回復せず、 とうとう休職に追い込まれました。

●使い捨てで、労災申請を拒否
 重光さんは、労災と認めてくれるように会社にお願い しましたが、東芝は非道にも拒否したのです。
2004年9月には休職期間満了を理由に、一方的に解雇して しまいました。
2004年11月、重光さんがやむなく解雇無効の訴えをを起こ すと、東芝は裁判でうその証言や嫌がらせを繰り返しました。

●裁判所の命令、国の認定にも従わない東芝
 2008年4月東京地裁は、重光さんの主張を全面的に認め、 重光さんが「うつ病に罹患したのは過重業務が原因である」 とし、「解雇は無効である」との判決を言い渡しました。
 2009年5月には、重光さんのうつ病発症は労災であると、 国にも認定されました。

 東芝は判決に従わず控訴したため、いまだに裁判が続いて います。



株価

2014年5月11日

東芝の株価が下がる

東芝の株を持っている社員の話です。

 株が下がって心配だ。 原因は、東芝のやって いる原子力発電機ではないか。
 世界の流れは、原子力発電を止めて、 自然エネルギーを利用する発電に向かっている。  原子力発電はリスクが多過ぎるので、投資する 人は減っている。

 東芝は事業の「集中と選択」で、半導体 (NAND型フラッシュメモリ)と原子力発電機に 特化してきた。 その一つの柱が崩れてしまった。



人事異動

2014年5月4日

転出させる人、転入してくる人

課長職を経験した社員の話です。
 会社から製品開発納期のキープなど仕事の成果 (課としての成果)を厳しく求められるので、 仕事ができる人(優秀な人材)を手元に置いてお きたい。
 会社が新しく事業を立ち上げるとき、「あなた の課から○○名、新事業の部門に出して(転出 させて)くれ」と言ってくる。そうした場合は、 自分の課の仕事で、成果を出せる人は残す。 成果に遠い人から転出させる。

設計の仕事をしている社員の話です。
 新しい製品開発をするために集められた人 (転入してくる人)は、前の課(転出元)でいらない 人(仕事ができないと思われている人)が多い。

 二人の話を聞いて、転出・転入には難しい問題が あると感じました。


社員は宝

2014年4月27日

東芝列車走る

 4月の初めJR南武線を、車両全体に「東芝未来科学館」 の広告を載せた電車が走りました。乗客の目をひき、 話題になりました。

 東芝未来科学館は、JR川崎駅西口徒歩1分、元の 堀川町工場の跡地に建てられた「ラゾーナ川崎東芝ビル (地上15階)」の2階に、2月1日オープンしました。
川崎市内の小向工場敷地内にあった「東芝科学館」が 引っ越してきて名称も「東芝未来科学館」になりました。

 ラゾーナ川崎東芝ビルは、「スマートコミュニティ センター」と呼ばれ、東芝のスマートコミュニティ事業を 強化するために建てられ、社会インフラ部門やクラウド ソリューション部門など、スマートコミュニティ事業に 関連する部門の労働者7,800名が移転してきて、働きます。

 「東芝未来科学館」の広告電車に乗り合わせた社員の 話です。
「会社が発展することは嬉しいことだ。」「自分は デジタルプロダクツ事業のリストラで配転させられて、 JR南武線を利用しての長距離通勤をしている。」 「事業がうまくいっている時はホイホイ持ち上げて、 赤字(製品の衰退期)になると、社員をポイポイ切り 捨てる。」

 従業員は宝です。利益が上がるときだけ使って、 利益がでなくなればリストラして首を切る、こういう 経営はもう止めるべきです。


携帯電話

2014年4月18日

激化するメーカ間競争

 携帯電話の端末機もスマートフォン型の割合が 増えたのと、メーカ間の競争がさらに激化してい ます。韓国や台湾メーカがシュアを伸ばしています。

 東芝は携帯電話事業から撤退し、富士通に譲渡しま した(2010年10月)。そのときたくさんの労働者が 東芝から富士通に転籍しました。

 好調だった富士通の携帯電話事業も、この1年は 赤字となりました。そのため現在リストラが進めら れています。一人ひとりの労働者と面談が行われて いて、配転の希望先が聞かれています。

 東芝から転籍した労働者は「メーカ間の競争が 厳しいのは、昔から肌で感じている。富士通もこう なるとは思わなかった。」と話していました。

 日本の電機産業のありかたについて、明るい会では シンポジュウムを開いたりして、研究・検討を行って います。


春闘

2014年3月24日

東京、神奈川の職場で春闘について聞きました

 2000円の賃上げ額については、良いとも悪いともの 意見は出ず、「こんなところですか」と、冷めた意見 がいくつかありました。

 組合(組合役員)にもっと頑張ってほしいという 声があがっていました。

 次々とリストラが行われている状況で、いま自分が やている仕事も、先行きどうなるか不安で、気持ちは 春闘どころではない、という意見がありました。

 日ごろ「子供の教育費にお金がかかる」と話してい た労働者は、あきらめの状況でした。

 春闘のありかた、組合のありかたが、労働者と かい離していると感じました。このままでは深刻な 事態に進んでいくでしょう。労働者が声をあげて、 皆で力を合わせ現状を変えて行くことが求められて います。


残業

2014年2月17日

健康を壊す長時間残業

 月に40〜60時間の残業が当たり前なのが、職場の実態 です。
 月100時間を超える残業をする人もいます。自宅には 寝に帰るだけで、疲れて休日は昼まで寝ているそうです。  奥さんから「早く帰ってきて」と電話がかかってきた 人もいます。

 長時間残業で健康を壊したり、仕事の精神的負担と 長時間残業が重なってうつ病を発症する労働者もたく さんいます。

 会社と労働組合が時間外労働に関する協定を結んで います(三六協定)が、残業を抑制できる内容では ありません。
・1ヶ月の上限130時間
・1年間の上限1,000時間

   「勤務間インターバル規制の導入」が話題になって います。当日の勤務と次の日の勤務の間に決まった 休息時間の確保を義務づけもので、導入すれば長時間 過重労働の防止につながり、労働者の心身の負担を軽減 することができます。



転籍

2014年2月10日

住宅ローンが借りられない

 事業の再編がひんぱんに行われています。再編に伴う 社員の転籍も、うむも言わせずに行われています。

 東芝から東芝グループ会社(子会社のランク)に転籍 した社員が話していました。

 住宅ローンを借りるのに、東芝グループ会社の社員の ため審査が厳しくて、グループ会社の資本金なども聞かれ、 かんたんに借りられない。勤務先が東芝本体の社員なら 問題なく借りられたのにと、困っていました。

 派遣会社から来ている20才の青年が、80万円の中古車 を買うので車ローンを申し込んだら、審査が通らなかった とのことで、がっかりしていました。

 勤務先によって扱いが変わるなんて…


リストラレポート13

2014年2月3日

再就職ができなかったNさん

 Nさんは年齢が50代後半になりました。 パソコン、テレビ事業の縮小で、Nさんの職場 でも人員削減が行われました。会社がNさん提示 した仕事は、東芝グループ会社に出向し、パソコ ン関連の立ち仕事でした。

 Nさんは年齢からくる腰痛が出るようになり、 立ち仕事は無理でした。Nさんは、ディスクワー クの仕事を再度お願いしましたが、会社からは 「ない」との回答でした。

 会社の説明では、退職した場合は、会社の紹介 する民間の職業紹介会社「三井業際ヒューマン アセット株式会社」を2年間利用することができ、 そこで仕事を見つけて就職できるとのことでした。

 Nさんは「三井業際ヒューマンアセット株式会社」 で新しい仕事を見つける、再就職の道を選び、退職 しました。
 あれから10ヶ月、Nさんはまだ再就職できず、これ からも就職はできないと感じています。

 Nさんは、最初の3ヶ月は熱心に三井業際ヒューマン アセット株式の立川オフィスに通いました。Nさんの 認識は、三井業際が新しい仕事を見つけてくれると 思っていました。通っているうちに違っていることに 気付きました。三井業際は履歴書の書き方を講習したり するサイド支援だけで、民間のハローワークでした。
仕事探しはあくまで本人での努力でした。

 三井業際で9割の人が就職しましたと説明がありま したが、それは年齢が20代の人のことでした。 50代ではほとんど就職できていません。

 三井業際の利用しての再就職という説明は、会社の 都合の良い追い出しテクニックだったと、Nさんは 感じています。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業 のリストラ取材から)


リストラレポート12

2014年1月26日

東芝協力会はなくなりました
      下請け会社の場合

 東芝青梅事業所には以前、下請け会社の集まり である「東芝協力会」がありました。
青梅事業所でワープロやパソコンを製造していた 1980年代、90年代は、下請け会社にたくさん仕事が 発注されて、協力会も活発に活動していました。

 年度初頭の予算説明会や、年始の賀詞交換会には 多数の下請け会社が参加して、大きな食堂も満杯 になりました。
予算説明会や、賀詞交換会に出席できるように なることは、下請け会社として箔が付き、名誉なこと でした。

 青梅事業所で製品の製造がなくなり、東芝協力会 も自然消滅していきました。

下請け会社の現状です。
●J社
ワープロやパソコンの組立をしていました。最高時 には200人の従業員がいましたが、会社はつぶれ、 廃業しました。
工場建物には、別の会社が入っていました。

●K社
ワープロやパソコンなど電子機器の中に組み込まれ るプリント基板に、部品を実装する仕事をしていま した。たくさんの注文をこなすため、第3工場まで 作って操業しました。
会社は若い社員であふれ、社員で作る野球部や華道 部が活発に活動していました。
いまは本社工場のみで、東芝とはまったく関係の ない仕事をしています。

●L社
ワープロやパソコンなどの梱包箱を作っていました。 内職さんも使って注文をこなしていました。
いまは少人数で、新しい取引先を開拓しながらやって います。

●M社
電子機器の筐体、板金物を製造していました。東芝 からの天下り社員も受け入れる会社でした。海外に 工場も作りました。
いまは規模を縮小し、新しい取引先の仕事をして います。

元東芝協力会の間で、青梅事業所の存続を心配する 声が出ていました。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業 のリストラ取材から)


リストラレポート11

2014年1月20日

深谷(埼玉県)→青梅(東京都)バス通勤
      Hさんの場合

 Hさんは東芝深谷工場(埼玉県深谷市)で、テレビ 製造の仕事をしてきました。

 東芝が日本国内でのテレビ製造を打ち切り、深谷工場 を閉鎖しました。深谷で働いていた社員は、東芝青梅 事業所(東京都)に転勤になりました。Hさんもその中 の1人です。深谷工場から青梅事業所までは電車で2時間 30分ぐらいかかりますので、電車通勤はできません。

 転勤にあたって、青梅事業所には寮(ワンルーム マンションの広さ)があるので、入居可能との説明が ありました。会社も多数の社員が入寮すると思っていま した。しかし、入寮者はわずかでした。ほとんど社員が 深谷から青梅まで通勤することを選びました。Hさんも そうです。残される家族のことを考えると単身赴任は できませんでした。

 会社は民間バス会社と契約して、深谷と青梅を結ぶ通勤 バスを走らせています。朝は深谷工場から青梅事業所へ、 夜は青梅事業所から深谷工場へ毎日5台のバスが走ります。 深谷工場から一般道を走り、関越道の花園インターから 高速道路に乗り、圏央道の青梅インターで降りて、青梅 事業所に向かいます。走行区間のほとんどを高速道路を 利用するので、70分ぐらいです。

 Hさんも、一緒に転勤になった仲間も、本心は深谷工場 で働きたいと思っています。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業 のリストラ取材から)


リストラレポート10

2014年1月13日

単身赴任は厳しい
      Gさんの場合

 Gさんは東芝青梅事業所(東京都青梅市)から 東芝大船工場(横浜市)に転勤しました。

 青梅事業所は、デジタルプロダクツ事業(ノートパソ コン、ハードディスク[HDD]、液晶テレビ、会計レジ、 複写機など)の中心事業所といわれていましたので、 ずっと青梅事業所で働けると信じていました。
青梅市内にマイホームも買いました。

 そしたら大船工場への転勤です。青梅から大船まで 電車で2時間かかります。Gさんのマイホームは、 青梅線の駅から離れています。駅へ出るのに時間が かかるので、青梅から通勤できなくて、単身赴任を しました。
 借りた部屋には、家具はなにもありませんので、 冷蔵庫、調理器具、洗濯機などを買いそろえて、 痛い出費になりました。

 この一年半で、一緒に転勤してきた労働者の何人か は退職しました。通勤時間が長かったり、単身赴任が たいへんだったりが理由です。

 Gさんもこんな二重生活がいつまでも続けられるか 心配です。青梅のマイホームを売って横浜に移り住む ことも考えましたが、大船工場でずっと働けるかの 保証がないのです。
 すでに職場内での配置替え行われ、大船工場から 横浜事業所に移った人もいます。自分の働く場所の 将来が見えないのはツライことです。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業 のリストラ取材から)


退職理由

2013年12月23日

退職できなかった

 リストラの取材のとき、労働組合の代議員をした 経験のある、59才の労働者が話しました。

 この方の友人で、元労働組合支部執行委員をした ことのあるAさんが、何年か前に早期退職をしよう としました。そしたら勤労部に呼ばれて、退職を 思いとどまるよう説得されたそうです。

 会社としてはリストラで人員削減を進めている 時期でしたが、労働組合支部執行委員経験者の退職 は困るとのことです。

 「支部執行委員をやっていて、会社の秘密を知って いるので、そういう社員が(早期退職で)辞めては 困るが理由だ」とAさんは59才の労働者に話したそう です。

 話は変わりますが、以前現職の東芝労組中央執行 委員の方が、「会社の経営内容などのことについて、 私たち(中央執行委員)はよく知っている。」と話 していました。

 労働組合の活動上、会社の経営状況の把握は必要 ですが、慎重に節度を持って行動してほしいです。 組合が、会社に利用されてしまいますから。 


原発製造責任

2013年12月14日

東芝は原発を輸出しないで

 フィンランドでの原発新設に反対する住民組織 プロ・ハンヒキヴィの副会長ハンナ・ハルメンペー さんが2013年1月に来日し、東芝に原発輸出をや めてと訴えました。フィンランドのヒュハヨキに原 発建設の計画があり、東芝は原子炉を供給する 予定です。

原発事故で4千億円請求

 米国電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン 社は、放射性物質漏れで廃炉となった原子力発 電所の蒸気発生器の製造元、三菱重工に対し、 4000億円の損害賠償を求めて、国際仲裁裁判所 に申し立てを行っています。

 原発は、トラブルを起こせば会社経営を揺るがし ます。

(東芝の職場を明るくする会編集)


脱原発

2013年12月9日

脱原発は世界的な流れ
自然エネルギーへ移行進む


ドイツ

 2022年までに原発の稼働完全停止を決定。 国内総発電量に占める再生可能エネルギーに よる発電割合
 ・2010年16.4%
 ・2011年20.3%
 ・2012年22.0%
 ・2020年35.0% (計画)  再生可能エネルギー関連の雇用者数も年々 増加し、2013年には38万2千人になりました。

イタリア

 1987年に国民投票で原発廃止を決定し、当時 稼働していた4基の原発を順次停止し、20年がた ちました。
 2011年6月、原発再開の是非を問う国民投票 が実施されましたが、原発再開反対票は95%に 達し、脱原発は国民の総意になっています。

リトアニア

 2009年、同国唯一のイグナリナ原発を閉鎖。 またビサギナス原発建設計画を進めてきました が、2012年10月に行った国民投票で反対が63% になり、計画を凍結しました。

米国

 この1年間で3基の原発の廃炉を決めました。
 ・クリスタルリバー原発(フロリダ州)
 ・キウォーニー原発(ウィスコンシン州)
 ・オイスタークリーク原発(ニュージャージ州)
 老朽化した原発の補修に巨額の費用がかかり、 天然ガスなどの発電と比べて、コスト競争力が下 がり、採算が取れないという理由からです。閉鎖 は今後さらに増えるとみられます。
 総発電量に占める原発の割合(↓低下)
 ・2011年19%
 ・2040年17%
 天然ガスによる発電の割合(↑増加)
 ・2011年25%
 ・2040年30%

(東芝の職場を明るくする会編集)


賃金の減収

2013年12月2日

年収48万円減収

 東芝などの資本金10億円以上の大企業の労働者の賃金は、 この15年間に48万円も減少しました。
反対に役員報酬は210万円、株主配当は7.6兆円、内部留保は 130兆円増えました。

派遣労働者はさらに深刻

 派遣労働者やパートを含めた全労働者の平均年収は、 1997年から減り続け、15年間で70万円減収になりました。

東芝2013年9月決算増益

 東芝の2013年9月の中間連結決算は、前年同月比で 増益になりました。
売上高   3兆392億円 前年比 13.2%増
営業利益  1,055億円  前年比 53.7%増

(東芝の職場を明るくする会編集)


リストラレポート9

2013年11月24日

東芝日野工場跡地
      利用をめぐって住民とトラブル

 東芝日野工場(東京都日野市)から携帯電話事業が 撤退して、7棟あった工場建屋はすべて壊され撤去され、 広い更地になっています。

 この跡地に三井不動産が高さ36メートル(12階建て 相当)、長さ約250メートル、幅約200メートルの巨大 物流施設の建設を計画しています。24時間365日稼働し、 大型トラックを含め1日約2,000台もの車両が出入り する予定です。

 周囲にはマンションや住宅・学校があり、住民からは、 日照の悪化、排気ガス・騒音などで地域の生活環境に 重大な影響を及ぼすとの批判が上がっています。

 9月には、日野市議会に建設中止を求める請願が提出 されました。11月10日には、「東芝跡地巨大物流センター 旭が丘住民協議会」が主催した、「巨大物流センターの 建設はやめて」の集会とパレードが行われ、約100人の 住民が参加しました。



リストラ、経費削減

2013年11月18日

社員の運動クラブが無くなった

青梅事業所で労働者が休み時間に話していました。

 「ラグビー部がなくなったね。」「全国から部員を 集めて、東芝ラグビー部(府中事業所)に追いつけ 追い越せで、猛練習していたのにね。」「部員の出向、 転籍が相次いで、部を維持できなくなったそうだよ。」
 「陸上部や野球部もなくなったね。」「会社からの 補助金もなくなて、たいへんだっといって頑張って いたのにね。」「青梅市では、東芝の陸上部や野球部は トップクラスで花形だったのに。」

 「水泳部はまだやっているけど、プールとして使って いる防火槽の水替えは年に1回になったんだって。」 「藻が発生して、顔を水中に入れて泳げないって言って たよ。」

リストラと経費削減がここまで進んでいるのかという 会話でした。


応援者の話

2013年11月10日

休日の食事に苦労しました

 2009年10月から3ヶ月間、加賀東芝エレクトロニクス に応援に行った社員から、再び応援のときのお話を 聞きました。

 加賀東芝エレクトロニクスの工場は、石川県能美市 岩内町1-1にあります。
能美市は、田畑の中にあり、点在している集落が集まって 市を作っているイメージです。

 工場は市の平地から山に入ったところにあり、自家 用車がないと通勤できません。
 応援者は、臨時に会社が借りたワンルームマンション に入りました。工場までの通勤は、会社が用意した マイクロバスが迎えにきます。市内のあちこちにワン ルームマンションを借りていたので、一番最初に迎えに くる社員は、始業時間の1時間30分前にバスに乗らなけ ればなりませんでした。

 仕事は製造現場で、交代勤務です。

 退社もバスで帰りますが、最後の人が降りるのは 1時間30分後になります。

 食事は、会社があるときは会社の食堂で食べれますが、 休日は困りました。こちら(京浜地区)のように、近く にコンビニなどがなくて、1時間ぐらい歩かないと、お店 がありません。
東京や神奈川から行った人には、生活リズムの順応に 悩まされました。



参議院選挙

2013年11月4日

労働組合からの支持押し付けは問題

 参議院選挙で東芝労組は、副中央執行委員長だった 石上氏(民主党から立候補)の支持を決め、組合員に 押し付けました。
会社も同調して社員に支持を強要しました。

 神奈川県内の東芝の職場で働く社員から、意見が よせられました。この社員は参議院選挙の時期は、 労働組合の職場委員をしていました。

●●●
 なにしろ支持を増やせ、確認しろという組合(執行部) からの指示(強制)がひどかった。紹介カードを集めて 提出するようにいわれたが、みんなの反発が強くて、 集まらなかった。投票に行ったかどうかの確認も、 会社と組合が一緒になって行った。
しまいには、こんな活動はいやになってしまった。
反発からほかの人に投票した組合員もいました。
労働組合が組合員に(特定候補者の)指示を押し付ける のは問題だと思う。
●●●

 この社員がいうように投票に行ったかどうかの確認は、 全社的に行われました。明るい会にも以前から意見が よせられていました。ある職場ではパソコンのメール 返信機能を使って、投票に行ったことを通知するように 強制されました。


リストラレポート8

2013年10月26日

子育て、親の介護でたいへん          EさんFさんの場合

 Eさんには就学前の子供がいます。Fさんは病気 の親がいて介護をしています。青梅工場(東京都) から大船工場(横浜市)にハードディスク事業が 移ると聞いたときたいへん困りました。

 職場の人達に子供がいること、親の介護をしている ことを何度も話して、青梅工場に残りたいと相談し ました。会社や労働組合の転勤に関する調査でも、 青梅工場に残してくださいと希望を述べました。

 EさんFさんの希望はかなわず、大船工場への 転勤になりました。片道2時間30分かけての通勤です。 会社を辞めると生活ができませんから、Eさんも Fさんも長時間通勤でも働かくしかありません。

 子供が(病気で)熱を出したらどうしよう。 親の体調が悪化したらどうしよう。心配しながら の長時間通勤です。

 会社の都合で転勤が行われ、社員は、新勤務地近くに 転居するか、EさんFさんのように長時間通勤をするか、 を強いられる、とても大きな負担です。  このような問題が起きないように、会社も労働組合も 対策を真剣に考えて、活動することが求められます。
(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業の リストラ取材から)


リストラレポート7

2013年10月20日

いまは倉庫で働く          Dさんの場合

 Dさんは、ソフトウェアの設計をしていました。 東芝社員の標準コースを歩んで、役職に なったのも、モデル年齢のとおりでした。設計の 仕事は毎日長時間労働ですが、ほかの人もそうなの で、一生懸命がんばってきました。

 ずっと東芝で働けると思っていたし、東芝以外で 働くことなど考えたことはありませんでした。事業の 見直しで職場がなくなると聞いたときも、東芝の ほかの職場に移って働ける信じていました。

 Dさんが最初に移ったのは、総務・勤労部に設け られた「出向グループ」という課でした。新しい職場 が決まるまでの仮の住まいの課です。ここでは、 コミュニケーション能力向上の研修や、自分のライフ スタイルを見直す講習などもありました。
「出向グループ」は陰で「追い出し部屋」と呼ばれて いました。

 新しい職場が決まった労働者は、次々に去って行き ました。しかしDさんの職場は決まらなくて、最後まで 残ってしまいました。
 いまは千葉県にある倉庫で働いています。この倉庫と 東芝のつながりは、東芝の製品を保管する倉庫という ことだけです。グループ会社でもありません。

 Dさんは、いまの自分の境遇は何なんだろうと、辛い 気持ちでいっぱいです。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業の リストラ取材から)


リストラレポート6

2013年10月15日

仕事を選ばず、職場を何度も移る          Cさんの場合

 Cさんは、ほかの東芝社員と同じように、東芝で働く ことを誇りに思っています。仕事を第一に考えた生活 リズムで、自分の人生を歩んできました。

 毎日の残業、休日の出勤で、残業時間は毎月60時間を 超えました。Cさんの仕事は評価されて、Cさんは、 設計部の課長クラスの職制にもなりました。

 Cさんの結婚は遅くて、まだ子供も小さいです。奥さん も働いている共稼ぎ家庭てす。念願のマイホームも 建てました。

 今回のリストラでCさんの職場もなくなりました。 子供のこと、奥さんの仕事、家のローンなどを考えると 家族をともなっての転勤は無理です。

 Cさんは、家から通勤できる範囲で、東芝内の職場で 働けるよう希望をしました。そのため課長クラスの職制 の肩書き、待遇もすてました。平社員になれば、引き 取ってくれる職場があるからです。

 深谷工場でテレビの製造が忙しいときは、製造ラインの 組立作業をしました。その仕事がなくなれば、また他の 職場に移るということで、この3年間で青梅工場、日野 工場、深谷工場、府中工場の職場で働いています。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業の リストラ取材から)


リストラレポート5

2013年10月7日

仕事の誇りを守り退社を選択          Bさんの場合

Bさんは品質管理の仕事一筋に働いてきました。

 コンピューター、パソコン、ワープロ、携帯電話 など、時代とともに担当する製品は変わりましたが、どれ も最高の品質でお客様に使っていただくために、全力で 品質向上に取り組んできました。

 品質管理の七つ道具といわれる技法、(1)特性要因図、 (2)チェックシート、(3)ヒストグラム、(4)散布図、 (5)パレート図、(6)グラフ ・管理図、(7)層別を縦横に 使いこなし、トラブル原因のデータを収集するため、 徹夜でテストランを行い、原因の解明と対策を見つけ 出してきました。
 温度試験をするときは、+50℃の試験室にTシャツ1枚 で入り、流れ落ちる汗を拭きながら頑張りました。 真冬のグランドでの評価試験をしたときは、手がかじかん で字を書くのもやっとでした。

 リストラで職場がなくなり、会社がBさんに示した仕事 は、家電製品販売店での店員や、倉庫での荷物管理の仕事 でした。しかも勤務場所まで長距離通勤でした。

 Bさんは会社に、品質関係の仕事で働きたい、提案されて いる仕事では納得できないと希望を強く述べました。 しかし会社は、Bさんの希望する仕事はないと回答する だけでした。

 Bさんは、会社の仕打ちに怒りがこみ上げました。そして 熟慮して退職の道を選びました。
品質の仕事を、自分の一生の仕事ときめていたBさんの選択 でした。

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業の リストラ取材から)


リストラレポート4

2013年10月1日

設計から現場へ          Aさんの場合

(携帯電話、ハードディスク、パソコン、テレビ事業の リストラ取材から)

 Aさんはコンピュータのプログラム(ソフトウェア)の 設計者として30数年働いてきました。
 プログラムの設計は、区切りのない仕事なので、朝から 深夜まで続きます。終電を区切りに一日の仕事を終えます。 集中力と体力がいる仕事です。職制にもなり、仕事に誇り を持って働いてきました。

 プログラムの設計も、いまは台湾や中国のメーカに外注 するので、東芝社内での設計は減りました。

 今回のリストラで、プログラムの設計の仕事がなくなり ました。会社が提示した配転先にも、プログラムの設計に 関わる職場はありませんでした。Aさんは引き続きプロ グラムの設計に関わる仕事をして行きたいという希望を 持っていましたが、熟慮して東芝の他工場の製造現場に 移りました。

 仕事の内容は、製造ラインに部品を供給する作業員です。 これまでの仕事で身につけた技術やノウハウは必要ありま せん。

 Aさんは、明るく元気に働いていました。「どんな仕事 もだいじ、ひとりでも欠けたら製品は作れない」と言って いました。



顧客満足度

2013年9月15日

顧客満足度の向上で雇用も守る

 明るい会の会員が、恩師の古希を祝うパーティーに出席 したら、知人から「東芝のパソコンの修理に時間がかかる」 と声をかけられました。話を聞いたら、その友人は東芝の パソコンを愛用しているとのこと、今回パソコンの修理を 依頼したら2週間かかったとのことで、もっと短期間で修理 できないかとのことでした。

 この明るい会の会員は、東芝の携帯電話事業の部門で 働いていたので、すぐにピンときたそうです。携帯電話の 修理に時間がかかり、au(KDDI)から「もっと速く修理を してくれ。東芝は他社と比べて修理に時間がかり過ぎる。」 と再三お叱りを受けていた経験があるからです。

東芝の経営方針は「顧客満足度の向上」です。

 7月23日、東芝は、パソコン、テレビ事業部門で働いて いる 400人の社員を削減し、他の事業部門に配転すると発表 しました。これらの社員はパソコンの知識を持つ専門技術者 です。このノウハウをパソコン修理に活用したらいかがかと 思います。修理部門の人員を増やし、パソコンの修理期間の 短縮を図り、顧客満足度を向上させます。同時に仕事(職場) が確保でき、雇用が守れます。

 このような施策は、担当部門まかせにするのではなく、 社長や取締役会がリーダーシップを取らないと進みません。 東芝は組織が大きい会社だからです。


リストラレポート3

2013年9月8日

リストラで会社の技術力が衰退

今回は、職場や労働者の声を聞いて、共通していた内容を まとめました。

●リストラは会社の経営方針による一方的なもの
 どの労働者も働き続けることを強く望んでいて、意欲も能力も 十分あります。先月までは残業もして頑張ってきたのに、 仕事のミスもしてないのに、リストラと言われて、ショック だったと語っていました。
 どの職場でもリストラは、一方的に上(会社)から降りてきた のが、ほんとうのところでした。

●できる人(技術を持った人)がいなくなった
 「そのこと(専門的な知識・技術)を聞こうと思っても、担当して いた人が(リストラで)いなくなって、もう分からない。」と 困惑がひろがっていました。出荷した製品の技術的問題の問い 合わせに、残った労働者が苦労していました。

 労働者が身につけている、専門的知識や特殊技能…ノウハウは、 それぞれの労働者が時間をかけて習得し、蓄積してきたものです。 それは余人をもって代えがたい財産です。リストラで労働者がいな くなると、その技術力も失われます。それは会社の技術力の低下に つながり、企業間競争力の弱体化を招いています。

●労働組合が力にならない
 労働組合は、会社のリストラ方針をそのまま受け入れるだけでした。 労働者がリストラの転勤に応じられない個別の事情を持っていても、 東芝労組では解決できないことを認識していました。
相談に行ったら、遠まわしにリストラの転勤に応じてはと、言われた 労働者もいました。


リストラレポート2

2013年9月1日

リストラの取材から

明るい会では昨年から、リストラに関わる職場内外の声を聞いて 歩きました。その中から今回は、職場外の声をいくつか紹介します。

●東芝青梅事業所の近くの不動産屋さんのお話では、横浜の 大船工場などに転勤する労働者のマンションの売却依頼を 5件ほど頼まれたとのことです。不動産屋さんによると、 横浜地域の家屋の価格は、青梅地域と比べて、すごく高い ので、あらたに家屋を購入するとなると、負担がたいへん とのことです。

●東芝を退職した労働者が、在職中の職場の仲間と、懇親会を 定期的に行っています。そのような集まりは、いくつもありま した。東芝で働いてきた誇りや、いまでも愛社精神を持っている ことなどが、懇親会の継続力になっているようです。
 ある懇親会では、日野工場が取り壊されると聞いて、そのようす を見に、日野工場に行かれたそうです。無念さがあったとのこと です。

●青梅事業所の退職者の組織、OB会の年一回の定期総会のときの ことでした。食堂でのレセプションのときOBの方達から「こんなに リストラをして、青梅工場はどうなるのか」「青梅工場もなくなって しまうのか」などと、心配する話がでていました。


リストラレポート

2013年8月25日
今回は、リストラされた事業所、工場のようすを お知らせします。

日野工場

 7棟あった工場建屋は、すべて壊され撤去されています。 ここに6階建のビルや体育館があったことさえ、分からなく なっています。いまは広い更地に夏草が茂っているだけです。

 金網に三井不動産の標識がかけてあり、近いうちに物流 センターを建てるようです。

青梅事業所

 産業道路に6階建のビルが2つ面しています。以前はどの階の 窓も深夜まで灯りが点いていて、東芝の不夜城と呼ばれていました。 いまは夜7時には、どの窓も灯りが消えています。

 北門では、荷物を運ぶ物流トラックの出入りもありません。 正門は、以前は夜の9時まで開いていたのが、いまは夜の7時に 閉まるようになりました。

深谷事業所

 JR高崎線の線路側から見ると、夕闇のなかに黒々と工場建屋が 並んでいます。どの建屋も灯りが見えません。人の姿もありま せん。
3年前まで24時間フル稼働でテレビの製造が行われていたのが、 うそのようです。

北九州工場

 出入りする人が見えません。ほとんどの労働者が姫路工場 などに転勤したり、地元に残るため東芝を去りました。


査定2

2013年8月18日

一時金の査定


 京浜事業所で発電機を製造する現場の一時金の査定です。 査定表は、10年前に書かれたものです。

 査定表は、縦軸に社員の名前が書かれています。横軸に 評価項目が書かれています。評価項目は、作業技術力、 作った製品の品質度、勤務態度など十数項目です。

 社員ごとに、各評価項目に点数が入っています。点数は 1〜10点で付けられています。点数が高いほど評価が良い ことになります。評価は、課長と製造長が行っています。 合議で行うのか、製造長が1次評価、課長が2次評価 というように段階評価で行うのかは、分かりません。

 査定表全体の見て評価の傾向を読み取ると、若い人は低く、 年齢が上がるにつれて点数も上がっています。評価者に気に 入られている(取り行っている)社員は、点数が高くなって います。特に勤務態度に関わる項目は高い点数です。

 年功序列、評価する課長や製造長の主観は、評価の大きな 要素のようです。


査定1

2013年8月11日

主務への昇格


 青梅事業所のパソコンを設計する職場で、平社員から 主務に昇格させる基準です。

 期ごとの評価が、基準を上回っていて、それが3期続いて いることが、標準の条件です。そうすれば、部長が昇格の 推薦を勤労部に提出して、認定を受けて主務になります。

 期は、6ヶ月をさすのか、1年をさすのか分かりません でした。

 大学を卒業して、30才前後の社員が対象になります。 部長やグループ長(課長)は、だれを主務にするか意識的に、 政策的に動きます。この社員を主務に昇格させようと目を つけると、3期連続評価を基準以上にします。

 声が大きい、目立つ、社交的な社員は昇格年齢が早い 傾向にあります。
また労働組合の代議員や職場委員をやっている(やっていた) 社員は、評価を良くします。


リストラ

2013年8月4日

テレビ、パソコン事業で400人の人員削減


 7月23日、東芝はデジタルプロダクツ事業(テレビや パソコンなど)の損益改善のため、正社員の20%にあたる 400人を削減すると発表しました。400人は2014年3月までに、 東芝の社会インフラ事業部門などに配置転換するとのこと です。

職場から意見が寄せられました。
・この1年間でデジタルプロダクツ事業部門は1,200人の 人員削減をしました。まだ行き先が決まっていない人もい ます。新たに400人を追加削減するなんて、もう行き先は ないです。

・自分がどうなるか不安だ。


参議院選挙

2013年7月28日

労働組合から選挙の活動の指示


 こんどの参議院選挙に、東芝労働組合副中央執行委員長だった 石上氏が、民主党から立候補して当選しました。

 3ヶ月前の5月、中部地域の東芝の職場から、明るい会によせ られた相談です。

 労働組合から石上さんの選挙活動をするように言われました。 紹介カードを職場の皆に書いてもらい、集めて提出するようにとの ことです。カードに書かれた人には(石上事務所から)電話をする ので、了解をとってくださいとのことでした。

 職場では反発が強くて、紹介カードが集まりません。(何にもして くれない労働組合なのに、なんでカードを出さなきゃいけないんだ などと)

 相談者は、どのように対応したらよいですかと、悩んでいました。

 また京浜地域の職場からは、東芝健康保険組合から石上氏のパン フレットが送られてきました。民主党から立候補するのに、その ことは書かれていません。との連絡も届いていました。

 ほんらい労働組合は、賃金や職場の安全など、労働条件の向上の ため、全労働者が団結して、会社(経営者側)と交渉、闘う組織です。

 全労働者が団結するためには、思想信条、政党支持などの違いは 認め合い、共存・協力するのがルールです。労働組合が特定政党、 特定候補者の支持を押しつけるのは、ルール違反です。しかも会社 (経営者側)と一緒になって強制するのは、重大な選挙違反です。


社長人事

2013年7月21日

東芝の社長交代がマスコミで話題に


 このほど行われた株主総会で、社長が佐々木氏から田中氏に 交代しました。また西田会長が留任し、佐々木氏は副会長にな りました。

 これまでの東芝の人事は、社長から会長へ、その次は相談役 になっていくのが通常の流れになていました。したがって今回 の人事は異例のことです。

 2年ほど前から「デジタルプロダクツ事業の将来方針が出せ ていない」、「社長と事業部幹部との間がスムースでない」など の意見が、職場で話されていました。明るい会にもいろいろと 意見がよせられていました。

 たしかに社長の資質によって、会社経営が混乱することもある と思います。そのようなことが起きたら取締役会や、事業部幹部 の努力によって是正していくのが理に合った道です。会社経営は、 取締役会が責任をもって行っているからです。

 また労働者の労働条件や会社経営の方針などについては、経営者 (取締役会)と労働者の代表(労働組合)の交渉によって決めてい くのがルールです。

 明るい会は以上のような原則に立って、今回の問題で職場から よせられていた意見を、ホームページに記載することを見合わせ ました。また誤解が起きないように、慎重に対応しました。


自主退職

2013年7月15日

青梅事業所で頑張って働き続けてください


 東芝青梅事業所を昨年自主退職された労働者から、 伝言メールが届きました。以下にその主旨を紹介します。

 私は必死に勤めてきました。職場の仕事が次々に減って いき、従業員があちこちに応援に出される現状を見ていく 内に、さまざまな不安が脳裏をかすめるようになりました。 会社の将来への不安から、昨年自主退職しました。

 現在ハローワークにて求職活動をしていますが、なかなか 就職先が決まりません。「やはり退職しない方が良かったの では」と思うこともあります。
今はほんとに就職難です。数少ない求人に、たくさんの人が 応募して、席の取り合いをしているのが現状です。労働条件 も劣るところが多く、年間休日が60日〜90日しかなく、給料 も年収にして200万円前後のところがゴロゴロしています。

 今年になってからも青梅事業所の従業員が、何人も自主 退職しているのを聞き、非常に気になります。リストラなど で無理やり辞めさせられるのではなく、自主退職を考えている 方は、ぜひ思いとどまり、青梅事業所でがんばって仕事を続け てほしいです。

私みたいな人が出ないように、東芝の業績が回復するように 祈ります。           元青梅事業所労働者(男性)


株主総会で質問

2013年7月10日

従業員の再配置は希望どおり行なっているか


 東芝の職場を明るくする会は、6月25日の株主総会にあたり、 事前に質問書を提出して、回答を求めました。

 質問の一つの「北九州工場や青梅事業所での事業の見直しに ともなう、従業員の配転、転籍、職場の確保は、希望どおり 行っているか。その進捗状況はどうか。」について、 社長は「再配置は、すべて済んでいます。」と答えました。

 明るい会の調査では、北九州工場の閉鎖に伴って、姫路工場 などへの遠隔地転籍できず地元に残り、三井業際ヒューマン アセット株式会社に登録したら、再配置完了としています。
三井業際ヒューマンアセット株式会社が、必ず再就職先をあっせ んしてくれるという保証はないのです。東芝は、仕事が見つかる まで責任を負べきでないでしようか。


株主総会

2013年7月6日

東芝の株主総会が行われました。


・第174期 定時株主総会
 1.日 時 2013年6月25日 (火) 10時00分〜12時14分
 2.場 所 国技館
 3.出席数 5,740名 (株主総数 446,001名)
 4.質問者 13名

姫路工場で働く女性社員が質問
残業代が時間どおり払われない!

 株主総会が終わりに近づいたころ、一人の女性が 質問に立ちました。以下そのときの概要です。

 私は北九州工場の閉鎖で、北九州から姫路工場に 転勤になりました。私の子供もそうです。
 半導体事業が厳しいと、セミコンダクター社の社長 から各社員に通知が来ています。
 残業しても、残業代が働いた時間どおりに支払われ ません。休日出勤しても、休日出勤手当を払わなく て済むように、代休を取らされてしまいます。

 これについて社長は、
私の責任で調査しますと答えました。


退職者から

2013年6月30日

再就職したいけど仕事が見つからない

 パソコン・テレビ事業の先行き不安から自主退職した人から、連絡が ありました。

 会社が紹介・勧めてくれた民間の職業紹介会社「三井業際ヒューマン アセット株式会社」に登録して、就職活動をしています。

 三井業際ヒューマンアセット株式会社関連の立川オフィスに行って、 再就職支援を受けています。行って分かったのは、三井業際ヒューマン アセットを利用しているのは三井グループの人達だけではないという ことです。

 この一年、電機産業でリストラされた人数は13万人になりますが、 その退職者、NECやルネサンスの元社員が多数登録していて、順番待ち 状態で、後発の東芝出身の私に仕事が見つかるだろうかと不安になって います。

 東芝関連会社の求人(募集人員1名)に申し込みをしました。その会社に 連絡をして応募状況、採用基準を聞きました。
 非常にたくさんの応募者になっているとのこと。どの応募者も学歴、資格、 職歴もすばらしく、優劣はつけられないとのこと。
結局一番若い年齢の人を採用するようです。

 50代では、再就職難しいと落ち込んでいます。

●三井業際ヒューマンアセット株式会社

設立   2004年6月4日
       三井グループを結集しての人材サービス事業会社
資本金  9300万円
住所   東京都港区赤坂3−11−3
事業内容
     1.転職に関するご支援
     2.求人に関するご支援
     3.再就職に関するご支援
     4.社員研修等に関するご支援


青梅事業所の社員数

2013年6月20日

正社員 1,000人も減る!

 青梅事業所の社員数が減り続けています。1年5ヶ月で正社員は1,000人減り ました。グループ会社の社員、派遣社員、請負会社の社員も、正社員数に 比例して減っています。

   正社員数の場合
     2011年 7月 2,684人
            ↓
     2012年12月 1,667人

 原因は、@ハードディスク装置(HDD)事業の見直しで、従事者全員を 横浜事業所や大船工場へ配転したこと。Aパソコン・テレビ事業の見直しで、 人員削減を進めていること。などがあげられます。

 長い間3,500人以上の人が働き、資材を搬入・搬出するトラックの頻繁な 出入り、昼食時の食堂は混雑緩和のため3交代で利用、終業後に開店する 従業員クラブの賑わいなどが、なくなってしまいました。

 東芝青梅事業所は、東京青梅市における最大の工場で、たくさんの下請け 会社がありましたが、下請け仕事がなくなり廃業に追い込まれています。 地域経済への影響は多大です。


青梅事業所の退職者数

2013年6月15日

140名の大量退職!

 青梅事業所では2013年3月末に140名が退職しました。

45名…定年または定年扱い退職者
95名…パソコン・テレビ事業などの見直しで、配転先が希望と合わず 自主退職した人。事業の先行き不安から自主退職した人など。


東芝TMCPの
リストラ9

2013年6月6日

職場復帰を勝ち取る!

 東芝モバイルコミュニケーションプロダクツ(略称:TMCP)を突然 不当解雇された5人の労働者は、8か月におよぶ闘いのすえ、ついに職場 復帰を勝ち取りました。

 4月1日から「東芝情報機器株式会社」で働くことになり、毎日元気よく 通勤・出社しています。

 携帯電話事業からの撤退にともなうリストラで、退職強要の肩たたきを 拒んだら、会社が一方的に解雇通知を送りつけという無法な乱暴な行為を 行いました。

 驚き途方にくれた5人は、労働者の雇用や暮らしを守る活動をしている 「東芝の職場を明るくする会」を知り、どうしたらよいか相談したのが闘 いの始まりでした。

 5人の労働者は泣き寝入りせず「自分たちは何も悪いことをしていない」 という、当たり前のことを貫いて闘ったことが、勝利につながりました。
東芝の職場を明るくする会は、5人を全力支援して活動してきました。


東芝のリストラ

2012年11月24日

東芝コンピュータテクノロジー 
    社員80人を出向させる

 東芝コンピュータテクノロジー(略称:TCOT)は東芝青梅 事業所内で、パソコンやハードディスクを製造してきた東芝グループ 会社です。パソコンやハードディスクの製造が海外に移転し仕事が なくなったため、社員80人を東芝情報機器株式会社に出向させます。 (1年後には転籍になる。)

 勤務地は、東芝情報機器株式会社 検見川事業所 千葉市美浜区  です。2013年1月から実施です。業務は、パソコンの保守部品管理、 修理です。

 東京青梅市から千葉市美浜区までは遠過ぎて通勤(片道約3時間) はむりと言われています。出向できなければTCOTを退職して、 会社が斡旋する「民間の職業紹介会社」を利用して、就職活動を するように言われています。


東芝DS社の
リストラ3

2012年11月17日

深谷工場から青梅事業所へ大移動

 11月23日〜25日にかけて深谷工場から青梅事業所へ、DS社関係の 従業員(500〜800人といわれている)が移動します。

 この10年間で深谷→青梅→深谷→青梅と転勤を繰り返した従業員も います。会社および会社幹部の都合ばかりで、従業員を将棋の駒の ように動かすのはいかがなものかと意見が出ています。 


東芝TMCPの
リストラ8

2012年11月10日

解決に向けて進行中

 東芝モバイルコミュニケーションプロダクツ(略称:TMCP)が、8月2日 に突然5人の労働者に解雇通知を送りつけという乱暴な行為を行ってから4ヶ月 たちました。

 現在の状況は、5人の労働者が会社と粘り強く交渉を行って、5人を東芝 グループ会社で正社員として雇用するというところまで、進んでいます。

 東芝の職場を明るくする会は、5人を全力支援して活動してきました。 5人の労働者と会社の交渉が複雑に推移していたので、配慮してホームページ での報道を控えてきました。

 完全解決が行われましたらお知らせします。


東芝のリストラ

2012年9月1日

再就職先が決まらない

 東芝モバイルコミュニケーションプロダクツ(略称:TMCP)を リストラされた労働者から寄せられ話です。

 会社が斡旋した「民間の職業紹介会社」を利用して、就職活動を 行っています。その「職業紹介会社」に登録されている求人票を見て、 希望先を紹介してもらう仕組みです。

 求人票と実際とがアンマッチしていて、うまく行かないとのこと です。ある希望先の紹介を依頼したら、「職業紹介会社」から 「その求人票は数年前(5年前?)のものです。」との回答。 「そんな古い求人票を見て希望を出さないでください。」との ことでした。

 公共の職業安定所(ハローワーク)を利用しても、なかなか仕事が 見つからない時代です。「民間の職業紹介会社」なら必ず仕事が 見つかるとの保証はないようです。


東芝TMCPの
リストラ6

2012年8月2日

会社提案の再配置先を検討
 …なのに突然の解雇通知…

 東芝モバイルコミュニケーションプロダクツ(略称:TMCP)と、5人の 労働者の第4回団体交渉が7月17日に行われました。
 この席で会社側から再配置先の提案がありました。勤務地は自宅から電車で 2時間以上かかります。自宅からの通勤は無理かなと思える距離ですが、持ち 帰ることにして、この日の団体交渉を終わりました。

 団体交渉後、5人の労働者が話し合いをして、会社提案の再配置先 「東芝情報機器株式会社」を検討することにしました。
 7月中に会社と再度の団体交渉をして、その旨を伝えることにしていました。 ところが会社から何の連絡もなく、団体交渉が延び延びになっていました。

 そしたら突然、8月2日の日に会社から郵便で「解雇」通知が届きました。 これは何か、手続きミスではないかと、現在確認を急いでいます。
 団体交渉の席でもこんな話は出たこともなく、株主総会での室町副社長の回答 でも示されたように「丁寧な対応」で早期の解決をする(お盆8月15日前までに) で進んでいました。会社側でなにがおこったのか、何の情報も無いので分かりません。 確認できしだいお知らせします。


DS社のリストラ2

2012年7月28日

再配置先に海外も

 東芝デジタルプロダクツ&サービス社(略称:DS社)の事業見直しで、生産・調達・品質 の海外拠点への移管にともない、人もそこへ配置転換するとのことです。

 DS社を青梅事業所に集約するため、現在深谷工場にいるDS社の従業員500人を 青梅事業所に転勤させます。その後青梅事業所から約200人を海外の東芝グループ会社に 配置転換するとのことです。

 これには職場から驚きの声が上がっています。


DS社のリストラ1

2012年7月18日

テレビ、パソコン事業の見直し

 会社は7月12日に「デジタルプロダクツ事業における構造改革の実施について」 を発表しました。
 東芝デジタルプロダクツ&サービス社(略称:DS社)の担当しているテレビと パソコン事業を見直すということです。

 事業を東芝グループ会社に移管して、同時に社員約1,200人もグループ会社に 配置転換させる内容です。これを2013年3月までに実施するとのことです。

 事業を移管させるグループ会社として東芝メディア機器株式会社(青森県三沢市) が上げられています。職場では「青梅(東京都)から三沢には、遠過ぎて移れない」 と心配の声が出ています。


転勤

2012年4月18日

負担の大きい転勤

 転勤は、家族の事情やマイホームの問題などで、精神的にも経済的にも 大きな負担がかかります。
青梅事業所・東京から四日市工場・三重県に単身赴任した労働者の話です。

 1ヶ月約47,000円支給されます。会社が斡旋したアパートに入居しても、 家賃が約10,000円かかります。光熱費も払わなければなりません。
東京駅と名古屋駅間の電車賃が往復21,960円です。家族のもとに思うように 帰れません。単身赴任手当だけでは、暮らしていけず、経済的に持ち出しです。


転勤を考える

2012年4月11日

雇用と地域経済を守る社会的責任

 技術の進歩や消費者ニーズの変化によって、これまで製造してきた製品の 需要がなくなり、生産量を縮小したり、生産を終了したりすることは、 避けられなく起きることです。そこで働いていた労働者が、新しい仕事や 職場に移るのも、やむをえないことです。
会社は、新しい仕事や職場に移る労働者の負担を最小限にする義務があります。

 また労働者が配転でいなくなれば、地元の経済と雇用に計り知れない影響が 起きます。したがって会社は、雇用と地域経済を守る社会的責任も持っています。

                       東芝の職場を明るくする会


パソコン事業

2012年3月28日

がんばるぞ DynaBook(ダイナブック)

 東芝のノート型パソコンは、DynaBook(ダイナブック)の愛称で親しまれ、 一時期は世界でシュアが30%にもなりました。

 近年は台湾、中国、韓国の廉価なパソコンに押されて、日本のメーカの 中には、パソコン事業から撤退したところも出ています。

 東芝のパソコン事業も厳しい状況ですが、職場の労働者の意気込みは高く、 開発、製造に励んでいます。パソコンの設計ひと筋で働いてきた50代の 労働者は、「必ずDynaBook(ダイナブック)を再生させる」と語っていま した。職場で「会社もそのような方針でがんばれ」と檄が出ていました。


転勤

2012年3月14日

親の介護があって困っています

 パソコンなどの記憶装置として使われているHDD(ハードディスク)は、 SSD(半導体のフラッシュメモリ)に取って代わられつつあります。
 将来を見通して、HDD事業の人的資源をスムースにSSD事業に移行する ねらいから、HDDの事業に従事する青梅工場(東京)の労働者約1,200人を、 SSD開発の拠点である横浜・大船工場などに配転する準備を進めています。 (それは会社経営としての行いですから、良いとか悪いとかは言いません。)

 個人の事情によって、どうしても転勤できない人もいます。明るい会にも 配転の対象になっている労働者から相談がありました。
・家族の介護があるので青梅を離れられない。
・青梅に持ち家があるので、横浜に移れない。家族を置いての単身赴任はできない。

 これらの相談者に対して、「労働組合も個別問題に対応する」と言っているので、 手順をふんで労働組合に相談するように話しました。がんばれは、必ずいまの自宅 から通勤できる職場に移れるからと、励ましました。困ったら明るい会にすぐ連絡 くださいとお願いしました。


転籍

2012年3月7日

賃金25%のダウン

富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社に転籍した労働者から届いた話です。

 東芝は2010年10月1日付けで携帯電話事業を富士通に譲渡しました。 東芝日野工場から約300人が、富士通のグループ会社「富士通東芝モバイル コミュニケーションズ株式会社」に移りました。1年間は東芝からの出向と いう形でしたので、賃金も東芝のときと同じでした。

 1年間が過ぎた2011年10月1日からは、東芝と完全に縁が切れて、身分は 「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社」の社員になりました。 そのとたん賃金が25%も下がってしまったとのことです。

 東芝時代は役職が「主務」で、手当てがありました。さらに賃金制度によって 残業時間数に換算すると数十時間分の賃金加算もありました。富士通東芝モバイル コミュニケーションズ株式会社では、「主務」の役職もなく、賃金制度も東芝と 違うため、賃金の大幅ダウンが起きてしまいました。約300人の転籍者は、 みなさんショックを受けているとのことです。


北九州レポート3

2012年2月22日

工場閉鎖計画は撤回して、雇用を守ってほしい  北九州市議らが要請

 東芝は北九州工場を閉鎖して、働いている従業員522人を 以下のように配置転換・異動させる予定です。
豊前工場(福岡県豊前市)へ100人
加賀東芝(石川県)へ    130人
姫路工場(兵庫県)へ    292人

 2月20日に、北九州市議会の日本共産党市議団5名と関係者6名が、 北九州工場を訪れて工場閉鎖計画の撤回を要請しました。
要請は次のような内容で、職場や地域の声を強く代弁するものでした。
@東芝は雇用確保に責任をもつ。
A異動に応じられないことを理由に退職誘導は絶対に行わない。
B女性(約100人)も含め、異動に応じにくい方々には特別の配慮を行う。
C工場への依存率の高い取引先企業に東芝として責任をもつ。


雇用延長

2012年2月15日

どうして東芝で65歳まで働かないの?  ハローワークにて

東芝を退職した労働者「就職したいので相談にきました。」
ハローワークの職員「 はい、書類を見せてください。あれ、あなたは東芝に 勤めていたんですね。なんで65才まで働かないの。」
労働者「東芝は60才が定年なんです。」
職員「いまは(大手企業は)みなさん雇用延長して働きますよ。」
労働者「東芝にはそういう制度(雇用延長制度)がまだきちんとしてないんです。」
職員「………?」

しばらくの間、最近の求人状況、就職状況について話し合いが行われる。

職員「東芝で働いたほうが良いと思いますが。」
労働者「そういう制度になってないのですみません。」

この日のハローワークでの就職相談が終わる。

(昨年東芝を定年退職した労働者からの話です)



北九州レポート

2012年1月22日

東芝は地域経済守れ  北九州工場閉鎖の撤回を

 東芝の奥住直明産業政策渉外部長らは、1月16日、衆院第1議員会館で赤嶺政賢 衆院議員(日本共産党)などから、北九州工場の閉鎖・事業縮小を撤回して、雇用と 地域経済を守るようにとの要請を受けました。

 東芝は北九州工場の閉鎖を、昨年11月末に突如発表しました。530人の正社員 を石川県などに広域配転し、6月には生産を中止して、9月までには完全撤退する 計画です。

 東芝は、北九州工場について北九州市から最近10年間に補助金2000万円、 国からは「低炭素型雇用創出産業立地推進事業費」を2009年度に13億円、 10年度に20億円を受けています。

 福岡県や北九州市に事前説明・協議をしなかったことについて、東芝側は「同業 他社に情報がもれる」と言い訳しましたが、「東芝は自治体から多大な支援を受け ている。事前説明は最低限のルールだ」との批判が出ました。「地元の経済と雇用に 計り知れない影響を与え、福岡県知事も北九州市長も見直しを求めている」話も出 されました。

 要請のなかで「家族の事情などで広域配転に応じられない人もいる。雇用が失わ れれば、内需が冷え込む。大企業こそ、目先の利益を追うのではなく雇用を守るべきだ」 との訴えもありました。

(写真)工場閉鎖の撤回要請を受ける東芝の渉外担当者


北九州レポート

2012年1月8日

突然の東芝北九州工場閉鎖の発表

 東芝は2011年11月30日、セミコン社グループの北九州工場の閉鎖を発表 しました。突然のことで、職場、福岡県、北九州地域に大きな反響と 「白紙撤回しろ!」の声が上がっています。
 

福岡県知事、北九州市長、市議会が撤回を要求

  福岡県知事、北九州市長は東芝の強引なやり方に撤回の意思を表明、 12月15日には東芝佐々木社長に撤回の要請をしました。また北九州市議会は 全会一致で閉鎖撤回を決議し、東芝北九州工場長に申し入れました。
東芝は、北九州市、国などから設備投資や雇用に雇用に対する援助を 受けています。地域経済への責任は大きく、工場閉鎖は白紙撤回すべきです。


雇用を守れ

2012年1月8日

雇用を守り、社会的責任を果たせ

 「…経営悪化を理由に、非正規社員の更新がされなくなりました。 …長年働いてきた人に対して平気で切り捨てる会社の態度に怒りを感じます。」 同じように働いて立場の弱い人が人間扱いされないのでしょうか。」本社の Sさんから声が寄せられました。
 安い賃金で働き、会社の方針が変われば真っ先に解雇される非正規社員。 雇用を守るのは、東芝の責任です。そして「東芝の労働組合が雇用と生活を守る 闘いで頑張ってほしい」と期待も寄せられています。