トピックス    2007.7

 直接雇用…4ヶ月雇い止め!
 「偽装請負指導強化を!!」
  −キヤノンなどの労働者厚労省要請−
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 キヤノン、光洋シーリングテクノ、松下プラズマ、東芝家電による 「偽装請負」 を告発した労働者が7月4日、直接雇用の指導強化を厚生労働省に要請しました。 6月25日に続いての要請です。

 長期雇用基本に

 6月末で東芝家電製造から雇い止めされたばかりの小森さん(39)、松下プラズマディスプレイ元社員の吉岡さん(33)、光洋シーリングテクノ契約社員の矢部さん(42)、キヤノンで請負で働く大野さん(32)。

 日本共産党からは、小池晃、大門実紀史の両参院議員、塩川鉄也衆院議員が同席し、社民党議員も同席しました。

小森さん(右端)らとともに厚労省(手前)に要請する(左か
ら)大門、塩川、小池の各氏=7月4日、衆院第2議員会館

 労働者が 「直接雇用になったが、4ヵ月で100人が雇い止めされた」 (小森さん) として、長期安定雇用の指導を要求。 厚労省の高橋満職業安定局長は 「長期雇用が基本にすえられるべき」 としながらも、「当事者間で話し合って決めていただくもので、行政に権限はない」 と答えました。

 労働者は 「解雇されるのでは偽装請負の告発もできない」、「直接雇用の趣旨にもとづいて指導強化を」 と訴え。 日本共産党国会議員らは 「私の質問に柳沢厚労相は 『必ず長期雇用を申し込む義務がある』 と認めた。長期雇用を指導せよ」(小池氏)、「是正指導したのに解雇されたのでは、労働者を保護すべき厚労省の存在が問われる」(大門氏)、と求めました。

 高橋氏は 「是正指導の結果をフォローアップしていく」 と答えました。


  これでは 「告発への報復だ」
          東芝家電…100人を契約更新せず!!


 「偽装請負から契約社員になり4ヵ月で解雇。 これが直接雇用ですか」

 東芝家電製造大阪工場(大阪府茨木市) で働いていた小森さん(39) は、悔しさを抑えきれない様子で語りました。

 約8年間、請負労働者として冷蔵庫を製造。 ベテランの小森さんが逆に東芝社員に仕事を教えることもありました。 しかし、実際は派遣労働者のように、東芝から指揮命令を受けて働く「偽装請負」でした。

 時給は1,050円。残業しても年収は約250万円にしかなりません。 1ヶ月契約を繰り返し、いつ解雇されるか分からない不安な毎日でした。

 昨年11月、大阪労働局に偽装請負を申告し、今年3月、小森さんら100人が契約社員として直接雇用。 しかし、契約期閻は4ヵ月。 契約更新されず、6月末で雇い止めを通告されました。

 「偽装請負を告発したのは、安心して働き、いい製品をつくりたかったから。 8年間も働いてきた社員を4ヵ月で解雇するなんて偽装請負を告発したことへの報復としか考えられません」

 会社は 「再就職先を紹介する」 といって偽装請負をしていた人材会社を呼んで、派遣労働者の採用説明会を開きました。 「偽装請負からやっと直接雇用になったのに、なんでまた偽装請負に戻れますか」。 この日の交渉で厚労省は 「長期雇用にせよという権限はない」 と冷たい返事でした。

 しかし、「あきらめません」 と小森さん。 「自分たちが声をあげたことで社会問題となり、直接雇用など前進したこともある。 2度とこんなことが起きないように、訴え続けていきたい」


 出典: 「しんぶん 赤旗」 2007年7月5日付   同党のホームページ

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