年頭ご挨拶 


(2009年)


 新年 明けましておめでとうございます。

 昨年は、東芝の差別是正争議へのご支援ありがとうございました。
 みなさまのご支援のお陰で、差別是正申立人と職場の仲間たち96名の差別是正と償いを実現し、今後は組合活動や思想信条による差別の再発を防止するために、問題がある場合は会社と東芝の職場を明るくする会が誠意をもって話し合い、解決に努力することが確認されました。

  東芝の職場を明るくする会は、引き続き職場に働くルールを確立し労働者の権利を擁護し生活向上をめざす要求の実現を目指して、東芝と東芝関係会社の職場で働く在籍者と退職者が力を合わせて活動を継続しています。

 いま、全国各地で「派遣・非正規雇用の首切り」の嵐が吹き荒れています。その中で多くの労働者が「人間をモノ扱いするな」「大企業は社会的責任を果たせ」とたたかいをまき起こし、労働者の反撃が始まっています。  

 電機の職場では、リストラの対象になった部課長が電機ユニオンに加入して会社と団体交渉をして管理職としての地位と生活を守っています。 東芝の女性派遣労働者は、「偽装請負、違法派遣、セクハラ」に異議を申し立て電機ユニオンに加入して派遣元と派遣先・東芝に団体交渉を申し入れてたたかっています。  

 また、東芝の職場を明るくする会のホームページへのアクセス数は、まもなく100万に達します。 私たちは、このホームページが、職場のみなさまの願いや要求に寄り添って、今後ともみなさまにとって必要な情報源、意見と運動の交流の場として発展させていきたいと思います。  

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。  

 2009年 元旦                          東芝の職場を明るくする会    代表 石川 要二郎


(2008年)


            2008年を迎えて

 新年 明けましておめでとう御座います。

昨年は、東芝争議の闘いが大きく飛躍した年でした。 青梅・府中からの新たな申立を行う決意表明があったこと。 社長・会長宅への訪問で直接話が出来たこと。 ホームページへのアクセス数が飛躍的に増え68万件に達したこと。 11・30には400人を超える人達で総決起集会が成功したこと。 なかでも、中央労働委員会を舞台として、会社との話し合いが始まったことは解決に向けた大きな成果でした。 これらは、皆様の大きなご支援のお陰であり、心より感謝いたします。

 東芝争議は1995年に第一陣が申立をしてから足かけ14年となりました。 この月日は決して短くはなく、当時、小学生であった申立人の子供達も今では大学生となって各種集会の裏方として手伝ってくれています。 また、第二陣も2003年に申立を行ってから足かけ6年になります。 この14年の間に、差別是正を勝ち取れないままやむなく定年退職を迎えた人が多くいます。 そしてそれは、差別を受けた人達の過半数を占めるようになりました。 差別(人権侵害)争議は、その差別を是正させ、職場へ生かしてこそ意義があるものです。 そういった意味で、今年はなんとしても差別を受けた人達の要求をきちんと勝ち取って、解決を図ることが重要になって来ました。

 現在、第二陣は中央労働委員会にかかっており、審問と、会社との話し合いが同時進行しています。 この話し合いは、差別を受けた人達約100名の賃金・資格昇格差別や役職への登用差別の是正と、長い間の差別への謝罪と償いをどのように実現させるかの交渉です。 この話し合いを大きく成功させて争議を終結させるには、東芝を社会的に大きく包囲する運動の強化が求められています。

 東芝の職場を明るくする会は全力で奮闘して参りますので、本年も皆さまの大きなご支援をお願い申上げます。

 2008年元旦

                    東芝の職場を明るくする会


(2006年)


 2006年を迎えて

 新年 あけましておめでとうございます。
 昨年は、「東芝の職場を明るくする会」 の賃金資格差別争議へのご支援ありがとうございました。6月16日には、神奈川労連・東京地評・埼労連・愛労連・三重労連・電機懇・学者文化人が代表委員となった 「東芝賃金資格差別争議支援共闘会議」 が結成され、7月首都圏総行動、9月全国行動、10月全労連総行動、12月東京地評総行動、毎月の定例工場門前・駅頭宣伝、量販店前宣伝、さらには全国の労働組合や民主団体のご支援をいただき、東芝に対して労働委員会命令に従い差別を是正し直ちに争議解決を要求する団体署名などに取り組んで参りました。
 本年は、神奈川県労働委員会において第ニ次申立人9名の闘いが2月に結審し勝利命令を獲得する段階を迎えます。また、東京地裁の第一次申立人10名の中労委命令取り消し行訴においても証人調べなしで早期結審となる見通しであり、全面一括解決を実現すべき重要な情勢を迎えています。
 「東芝の職場を明るくする会」に結集する現役の会員、昨年10月西田東芝社長に対して 「在職中の差別を謝罪し償え、早期全面一括解決を」 と申し入れた58名の先輩会員、多くの個人会員、そして東芝支援共闘会議と全労連・地域労連のみなさんとの連帯と団結を強め、東芝争議の一日も早い勝利解決をめざしてがんばります。 本年も引き続きご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。
  2006年 元旦                 東芝の職場を明るくする会


(2005年)


 2005年を迎えて

 新年 明けましておめでとうございます
 昨年は災害の多い年でしたが、今年は“災いを転じて福となす”を期待します。
 今年は、第二次:9名の神奈川県地方労働委員会での審議も春には結審します。会では、それに間に合うように支援共闘会議の結成に向けてがんばる所存です。
 第一次:10名の事件は、中労委の昨年11月30日の労働者側全面勝利命令を不服とした会社(東芝)が、東京地裁に命令取り消しの行政訴訟を行ないました。
 私たちは、会社(東芝)に怒りを込めて抗議するものです。
 一方、第一次の神奈川県地方労働委員会に係属している4件の事件の審議が、神奈川県地方労働委員会で始まります。このように、神奈川県地方労働委員会に申立人19名が揃うことになります。
 この機会に早期に解決するように奮闘する決意ですので、本年も引き続きご支援を宜しくお願いいたします。
  2005年元旦                  東芝の職場を明るくする会
                                 会長 金 子  剛